朝晩が肌寒い季節になってきました。なぜかこの家のこの場所で寝ているとすごく冷える感じがする、という時は近くに給気口があるのでは?
工夫をしながらある程度住まいの換気をコントロールする方法を考えてみます。

冷たい風を感じたら給気口の開閉で調整してみる
冬場、家の中でレビを見ているときや寝ているときに妙に寒さというか冷たい風のようなものを感じる場合は給気口からの外気流入が影響している可能性があります。
ソファーが置いてあるすぐそばに給気口がある場合もあります。
ご存知かとは思いますが住居の給気口は下のカタログ写真のようなものとなります。

上の四角い給気口はプッシュ式で開閉します。下の丸い給気口は真ん中の部分を回して開閉します、開き具合を変えれば風量の調整も可能です。
寒いと感じた時にはこの給気口を閉めてしまうか調整可能なタイプであれば風量を絞ってしまえばかなり寒さは緩和できます。寒ければ寒い日ほど閉めた時にその違いを感じると思います。
様々なメーカーのいろいろな商品があるので自宅に取り付けられている製品の可能な範囲で調整してみてください。
本来は24時間換気の給気の意味で開けておくべきなのですが、寒い日は仕方がないです。
空気のよどみを感じたら窓を開けて換気しましょう。
また、1ヶ所を閉じたとしても部屋が複数あって複数の給気口がある住宅の場合は他の給気口からは新鮮空気が入ってきます。
屋内側の結露を緩和したい場合は

冬場は朝方に屋内側の窓面で結露することがあります。窓面の表面温度は外気温の影響でかなり低くなります。
例えば室内温度が20℃相対湿度50%の場合、露点温度は10℃程度なので窓面温度が10℃を下回ってくると結露し始めます。
外気温度一桁の朝などはかなり結露する確率は高くなってきます。
特に気密性の高い新築のRC造のマンションなどではこのタイプの結露が起こりやすいです。
では、この結露を緩和するにはどうしたらよいかですが外気温と室内温度の差が小さければ結露は起こりにくくなるので給気口を開けてなるべく外気を取り込むということになります。
すると、冬場の室内温度を下げたくないから給気口を閉じたいのに結露を緩和させたい場合は開けることになり相反する調整をどうすればよいのか、ということになります。
では、どう考えるかですが例えば夜中の間、人が過ごさないリビングは給気口を開けておいて寝室となる部屋は閉めておくという調整をするかです。
あるいは換気扇の強弱で風量の調整、タイマーで朝方の数時間は換気扇の電源をオフにして寒さ対策とするなどが考えられます。
給気口のフィルター掃除をして空気がよどまないようにする
給気口にフィルターが付いているタイプが多いですが、このフィルターも放置していると目詰まりします。
フィルターが目詰まりすると外気の取り込みがスムーズにできないため室内空気のよどみの原因になります。
簡単にですがフィルターなどの清掃方法を以下に紹介します。

以上、換気をコントロールするというより給気口の管理をどうするかという話に終始した感じになりましたが参考にしていただければと思います!