空調機の既存利用をするときに注意することとは?

既存空調機の再利用は頻繁にあります。

店舗の内装工事では既存の業態と新規の業態が同じ場合はレイアウトをほとんど変えずに表装だけ更新することもあり、空調機は清掃程度でよいこともあります。

しかし、お客様によって店舗のデザインが異なり、その店舗の個性を追求したりオペレーション上の問題があるためレイアウトが変わることが80%以上という印象があります。

同業態であっても厨房の広さや客席数を変えたりすると、かなりいりいろと変わる部分が出てきます。

この場合、空調機の移設や増設が発生することになります。

筆者撮影

既存利用する空調機の品番と製造時期を確認しておきましょう

空調機の既存利用をする場合に必ず確認しておかなければならいのが空調機の品番とその空調機が製造された時期です。

機器品番は室外機については本体表面に貼付されたラベル記載されています。

製造された時期や品番によって多少位置は違うようですが、ダイキンの製品については下の資料の位置にラベルがあります。

室外機品番ラベル位置 ダイキンのHPより抜粋

どのメーカーも間違いなく機器品番が書かれたラベルが本体表面に貼ってありますので、そこに書いてある品番を読み取ってメモしておきます。

そしてダイキンのラベルには下の資料のように製造年月が記載されています。

ラベルの右下あたりに記載されていることが多いです。

Yahoo!ショッピング の中古空調機販売のページより

ちなみに上の写真のように 13/05 という記載があれば2013年5月に製造したということになります。

他の空調機メーカーのラベルにはこの記載はないのでメーカーに問い合わせて品番から製造年月を教えてもらうかネットで調べるかで製造時期を確認します。

室内機については下の図のような位置にパネルの内側ですが、フィルターを取り外すとラベルが確認できます。

室内機の品番が記載されたラベルの位置 ダイキンのHPより 画像クリックでリンクします

製造時期を確認した結果をお客様に報告し、再利用するかしないかの目安にしてもらいます。

そして伝えておかなければならないのはメーカーの補償期間ですが、これは1年ということです。

既存の店舗が数ヶ月しか営業せずに撤退して、すぐに改装という話がかなりのトントン拍子で進まない限り1年未満で再利用できるということはありません。

これまでの経験から言ってしまうと既存利用する場合はメーカーの補償期間を過ぎていることがほぼ100%です。

過去5年以内に製造された空調機で外観もそこまで汚れが目立つものでなければ既存利用をしても問題ないと思います。

ただし、エラーがないか、故障がないかは確認しておいた方がよいです。

でも、現場調査時に電源が活きていればこれはある程度可能ですが、すでに電源が切り離されていて空調機だけが残っている場合があります。

その場ですぐに故障があるのかどうかわからないので、仮設で活かしてもらった電源で運転可能であればそれで確認するか、竣工前の早めで空調機の電源を電気屋さんに活かしてもらうような段取りをして調べるかです。

故障の修理が発生する場合は、状況説明をしっかりお客様にして追加工事金額をいただくようにしましょう。

10年以上経過しているような空調機はできるだけ既存利用は避けて交換した方がよいです。

古い型番の空調機は故障があった場合に、部材が生産終了していることが理由で直したくても直せなかったりしますから。

空調機オーバホール

既存利用する空調機はオーバーホールしてくださいと指示されることがあります。

オーバーホールって何?という話ですが、大雑把に言ってしまうと、ものすごくよく清掃するということです。

ただの清掃の場合は空調機パネルの表面の汚れの除去とフィルターを取外してほこりを取るために洗って再度戻す程度となります。

これに対してオーバーホールは空調機を分解して内部のいろいろな部分の汚れまで除去します。

分解してもとに戻さなければならないのでオーバーホール専門の業者さんに依頼することになります。

空調機に関する専門的な知識も必要になるため普通の清掃のついでにオーバーホールもやってもらうということはできません。

分解して清掃するパーツは

ドレンパン、ドレンポンプ、熱交換器、ファン

このあたりです。

機種や作業状況によってできない作業もあるのでその場合は業者さんから、ここまではできますがこの条件だとこれはできません、など事前に説明があるので確認しておく必要があります。

業務用空調機のオーバーホールを数多く手がけている株式会社エコ・プランの資料にオーバーホールの様子がよくわかる写真がありました。

(株)エコ・プランのHPより 画像クリックでリンクします

オーバーホールすることにより新規で設置した時に近いコンディションに戻すことができるので空調機の熱交換効率が良くなります。

ただし、あまりにも古い機種でオーバーホールを行なうと、内部の部品が逆に傷ついて元に戻らなくなるなどのトラブルもたまにあるので注意が必要です。

やはり10年以上経過の機器などは交換をおすすめしたいです。

あとは経過年数が少なくても厨房用で使用していた空調機も基本は交換をおすすめします、油汚れがこびりついて熱交換器がどうにもならない状態の場合もありトラブルの頻度が多いので。

オーバーホールにかかる費用ですが、だいた1台あたり20000円〜25000円が相場かと思います。

もちろんオーバーホールする台数が多ければ単価を安く抑えることはできると思いますので、まずはオーバーホールの業者さんと相談して見積もりをとってみてください。

家庭用のドレンポンプなどがない壁掛空調機はもっと安く、半分の10000円程度でオーバーホールの対応してもらえるようです。

ネットを見ていたら家庭用空調機は1台5000円程度で対応する業者さんもいるようですね。

清掃する範囲が業者さんによって微妙に違ったりするので家庭用もまず、業者さんに相談して見積もりをとってみてほしいと思います。

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