前回のブログで冷媒について書きましたが、そもそも空調機内で冷媒がどのように働くものなのかについての説明をしておいた方がよいと思い今回書くことにしました。

最近、冷媒管の断熱材が一部分剥けて無くなってしまい完全に銅管が露出した状態になって結露したという現場がありました。

インスタで設備屋さんの投稿をよく見るのですが、天井扇を取り付けている様子の写真かな？と思ったら小さい空調機だとかいてあります。

既存空調機の再利用は頻繁にあります。

店舗の内装工事では既存の業態と新規の業態が同じ場合はレイアウトをほとんど変えずに表装だけ更新することもあり、空調機は清掃程度でよいこともあります。

最近は5月でも真夏日が記録されることもあり夏本番となると熱帯のような高温多湿となる日があります。

夏場の結露について、前回は天井内ダクトの結露について話しました。

今回は空調の冷媒管やドレン管の結露について、発生する原因と解決方法などについて考えていきます。

ここ数年間、夏になると結露のメンテナンスで声がかかることが多くなった気がします。

夏場に空調の吹出口やファサードのガラス面が結露したなど結露に関するクレームでのメンテナンス対応が以前よりも増えています。

空調負荷計算〜3 すきま風熱負荷〜で書いた内容の中で外気を取り込んだときに顕熱負荷と潜熱負荷に分けて計算すると説明しました。