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雨水管の配管サイズを選定する

今年も梅雨入りしました。

雨に関する内容ということで今回は雨水配管の配管サイズ選定などについて説明したいと思います。

と言っても、いままで季節にちなんだテーマで書いたことなどないのですが…紫陽花がきれいだったので雨に関する内容を書こうかなと思ったわけです。

簡単なモデルを使って計算していきます。

筆者撮影 

簡単なモデルで配管経を選定してみる

図に示したa~dの配管径を求めていきます。

ただし最大雨量は80mm/hとして考えていきます。

表1 雨水立管の管径
表2 雨水横管の管径 給排水衛生設備設計計画の実務の知識より

aの配管径:受け持つ屋根面積は3×4=12m2です。

表1を参考に立管の管経を選定しますが、この表は100mm/hの場合の数値になるので80mm/hの場合は80/100をかけて換算します。

よって12×(80/100)=9.6m2となります。

表1より配管径は50Aを選定します。

bの配管径:bの立管は屋根面にと壁面にあたって落ちてくる雨水も受け持つことになります。

垂直壁面はその面積の半分を計算に参入していきます。

面積の合計は 12+(4×4)×0.5+4×18=92m2

80mm/hなので 92×(80/100)=73.6m2となります。

表1より配管径は65Aを選定します。

cの配管径:受け持つ面積は上記の計算より73.6m2です。

表2より75A 勾配1/100 で選定します。

dの配管径: 排水ポンプからの250L/minをどう考えるかですが、この250L/minをいったん雨水を受け持つ屋根面積に逆に換算します。

雨水負荷流量1L/sごとに雨水100mm/hにおいて36m2の屋根面積とします(SHASE-S206 -2009より80mm/hであるかどうかなど関係なく100mm/hの時を基準で屋根面積換算する)。

よって 250/60×36=4.17×36=150m2

これにcの配管径を求めるときに算出した73.6m2をプラスします。

150+73.6=223.6m2

表2より配管径125A 勾配1/200 で対応可能ということがわかります。

雨水排水量は汚水よりも多い

雨水排水の量は汚水よりも大量になります。

ゲリラ豪雨のような大雨が降った場合を想像するとわかると思いますが一気に大量の雨水が流れ込んでくる可能性があるのです。

よって、雨水配管は建物内では必ず汚水雑排水系統とは分けて配管します。

大雨の時に雨水が逆流して大便器などからあふれ出るようなリスクを回避するためです。

雨水配管を外部で汚水配管に合流させる場合、東京都など都市部ではほとんどこの方法で排水していますが、臭気が上がってこないようにトラップますを設置して合流させます。

あるいは汚水ますに接続する手前で配管でUトラップなどを組むかですが、とにかく臭気などの影響を防ぐための処置が必要となります。

ということで、簡単に説明しましたが参考にしていただければと思います!