丸ダクトの静圧計算〜2〜

前回は継ぎ手部分などを直管部分の50%とする簡易的な計算方法を紹介しました。

最近の教科書にはこの計算例しか掲載されていませんがエルボとチーズ部分の静圧を別途算出して加算する方法もあります。

今回はその計算方法について説明します。

筆者撮影

エルボ部分と分岐部分の静圧

エルボ部分静圧の計算式があるのですがこの計算式はそのまま使うことはありません。

教科書見るたびに、あれ、こんな式で計算していたかなと思ってしまうのですが私の記憶力が悪いだけで、エルボの静圧計算はエルボ部分をその直径の何倍の長さの丸ダクト直管長に相当するかを計算するのみです。

なので、難しい式は書いてありますがやることは単純です。

エルボ部分の静圧⊿PTを具体的に求めるための資料が以下です。

いろいろ式が書いてありますが一番右のle/dを判断すればよいだけです。

例えば直径300mmの丸ダクトでエルボの曲がり具合を示すR/dの値が1.0の場合は le/d=17です。

つまり直管相当長はダクト直径の17倍ということなので

le=0.3×17=5.1[m]

ということになります。

次に、丸ダクト分岐部分の静圧計算についてですが以下の資料のようになります。

分岐方向と直流方向で係数ζ(ゼータ)の値の選び方が違うので気をつけます、ρv2/2の部分は動圧です。

具体的に計算

前回ブログと同じダクトルートで具体的に計算をしてみます。

条件:吹出口の風量はそれぞれ300m3/hとします

最遠のルートA-H間を計算していきます。

R/d=1.0として計算していきます。

A-H間の全長は49mです。

ダクトサイズはすべて1.0Pa/mとなるサイズで選定しているとして(前回ブログを参考にしてください)直管部分の静圧は

1.0×49=49Pa‥①

エルボBの静圧について、直管相当長はR/d=1.0よりle/d=17

A-C間は350Φなので 0.35×17=5.95m

よってエルボBの静圧は 1.0×5.95=5.95Pa‥②

同様にエルボEは 0.25×17=4.25mより4.25Pa‥③

エルボGは 0.175×17=2.975mより2.975Pa‥④

次に分岐Cについてv1=1800/3600/(0.175*0.175*3.14)=5.2m/s

v3=1800/3600/(0.15*0.15*3.14)=4.72m/s

v3/v1=4.72/5.2=0.9よりζ=1.3

分岐Cの静圧は ζρv32/2=17.4Pa‥⑤

次に分岐Dについてv1=1200/3600/(0.15*0.15*3.14)=4.72m/s

v2=600/3600/(0.125*0.125*3.14)=3.4m/s

v2/v1=4.72/3.4=1.39よりζ=0

分岐Dの静圧は ζρv22/2=0Pa‥⑥

次に分岐Fについてv1=600/3600/(0.125*0.125*3.14)=3.4m/s

v2=300/3600/(0.0875*0.0875*3.14)=3.47m/s

v2/v1=3.47/3.4=1.02よりζ=0

分岐Fの静圧は ζρv22/2=0Pa‥⑦

①~⑦を合計すると

49+5.95+4.25+2.975+17.4+0+0=79.6Pa

吹出しHの静圧15.0Paとしてこれを足して漸拡大および漸縮小の継手を無視しているなどのため安全率10%見込むと

(79.6+15)×1.1=104Pa

ファンを選定する場合は機器抵抗を考慮し200Paであればその数値を加えて最後に動圧分を差し引きます。

動圧は機器吹出し部分で7.0m/sの場合ρv2/2=29.4≒30Pa

よって 104+200-30=274Pa

ファンは1800m3/h 274Paで選定します。

丸ダクトの静圧計算〜1〜

空調や換気のためのダクトサイズや送風機の選定をする際に静圧を考慮しなければなりません。

静圧は配管で言うところの圧力損失のようなものと私は考えています。

店舗の設備設計においては静圧計算書の提出を求められることはあまりないのですが例えば設計図書で設定された風量が出ない場合などは静圧が大き過ぎないか確認しなければならなくなります。

後から計算したのでは遅いので本来は設計時に計算しながらダクトサイズ選定していくのが理想ですが、まずは1.0Pa/mという静圧の目安を守って設計していればまずトラブルになることはありません。

今回は丸ダクトの簡易的な静圧計算方法について説明してきます。

筆者撮影

静圧の簡易的な計算方法

下図のダクトサイズと静圧を求めます。

条件:吹出口の風量はそれぞれ300m3/h       吹出口の静圧抵抗を6Paとします

最遠のルートであるA-H間を計算していくことにします。

単位あたりの静圧は1.0Pa/mとして下に示したダクト流量線図を利用してダクトサイズを選定します。

ダクト流量線図 空気調和設備計画設計の実務の知識より抜粋

選定したサイズを以下に示すと

A-C間 1800m3/h 350Φ

C-D間 1200m3/h 300Φ

D-F間 600m3/h 250Φ

F-H間 300m3/h 175Φ

となります。

次に静圧の計算ですが、エルボやチーズ部分の局部抵抗については簡易的にダクトルート全長の50%分とします、単純な経路の場合はこのように計算してかまいません。

ダクトルート全長を求めると

10+10+6+6+10+6+1=49m

よってダクトルート全体の静圧は

1.0Pa/m × (49m + 49m × 0.5)+ 6Pa =79.5Pa となります。

数字上静圧が大きくなくても風量確保困難の場合がある

静圧計算をいくらしっかりしても風量が確保できない場合があります。

と言うのは、ダクトルートの途中にダクトサイズが細すぎる部分があると、抵抗がかかり過ぎてその先は風量が全く確保できないということがあるからです。

例えば1400m3/hの風量が通過するメインダクトのサイズを350Φで施工するとしてこのダクトを途中で200Φに縮小するとします。

350Φのときは長さ単位あたり1.0Pa/mの静圧ですが200Φの場合は10Pa/mと静圧は10倍となります。

200Φの部分が2mあってまた350Φにもどせば計算上はその2m分で20Paを足せばいいのだから大丈夫だろう、という考えは間違いです。

ダクトルートの途中で急激にサイズを縮小した場合は、縮小部分で抵抗が大きくなり過ぎてその先へ空気がうまく搬送されなくなります。

つまり、誤って途中でおかしなダクトサイズ選定をしてしまうと計算上はそこまで静圧の数値は大きくならないが風量が確保できないということが起こり得るということです。

経験値の浅い設計者が以外とこのミスをしてしまいます、どこまでサイズを絞っても大丈夫そうかという勘が働かないからです。

まずは1.0Pa/mを目安に設計することです。

ちなみに低圧ダクトは0.8〜1.5Pa/mで設計することになっています。

なのですが、店舗の換気設備を設計する場合は、納まりが厳しい現場が多くダクトサイズを大きく取れないことが多いので1.5〜2.0Pa/mまでは許容範囲として計算しながらサイズ選定および静圧計算していけばよいです。

もし、必ず国土交通省の設計基準に従わなければならない場合はそちらを順守してください。

新型コロナ騒動をさらに考察〜4〜自由と文化を奪われるな

新型コロナの話題で4回連続となると、もうこのブログは何がメインテーマなのかわからないくらい霞んでしまいましたが今週も書こうと思います。

今回は自由や文化についてです。

新型コロナ騒動に自由を奪われてしまっています、そして文化的な活動も萎縮しています。

コンサートや観劇などが制限されているこの状況はまったく面白くありません。

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縛りたがる人達

感染症法改正で入院を拒否したら50万円以下の過料を、濃厚接触者の調査を拒否したら30万円以下の過料を支払わなくてはならないということになりました。

何が問題かというと、陽性でも無症状で普通に生活できる人達の行動までも縛られてしまうことです。

新型コロナに関しては毒性の弱さから、無症状者の行動まで縛る必要はないと私は考えています。

インフルエンザの時はこのような決まりはなくとも毎年、手洗いうがい必要に応じてマスク着用などの対策で1月末から2月頭の感染のピークが過ぎれば集団免疫ができて自然に収束していました。

なぜ、インフルエンザよりも弱毒の新型コロナに対してこのような法律が必要なのでしょうか、理解に苦しみます。

一度できてしまった法律は悪法であってもその撤廃をするのは簡単ではありません。

また、日本の場合は法律で決まりを作らなくとも「要請」だけすればかなりの強制力を発揮してしまうのも問題です。

小池百合子都知事が出した御触れ?でしょうか、20代と30代の若者に対して、昼も夜も外出は控えてください、飲み会はナシ、家で友人との飲食もナシ、職場の送迎会や仕事の打ち上げもナシ、スポーツ観戦や映画などイベント後の会食・飲食もナシ、カラオケ・ゲームセンターも控えて とのこと。

なんの科学的根拠と権限があってここまで人の行動を縛ることができるのでしょうか。

2月の初旬の都知事記者会見で出された要請
学級会で決めたことなのか?ギャグなのか?小池百合子のパフォーマンスに付き合わされる若者の気持ちは無視でしょうか

これをすることが科学的に感染者の減少に本当につながるという証拠はあるのでしょうか。

なぜ20代と30代のみを対象にこの要請が出たのでしょうか、警戒すべきはむしろ60代以上の方ではないのか、高齢者の方にはなぜ外出のナシナシ要請は出さないのでしょうか、これは若者差別ではないでしょうか。

このような要請を出した場合にカラオケやゲームセンターの営業妨害になると思われるが、それは問題ないのか。

そもそも、これほど弱毒の新型コロナに対してこの要請は不要です。

たちが悪いのは、これが法律ではなく要請であることです。

要請というのは法律ではないので強制性がない、つまりこの要請に従った場合は各個人の判断で従ったとみなされます。

個人の判断で勝手に従ったことなのでこの御触れによって被った実害があったとしても東京都はなにか補償する必要もないということになります。

これがまかり通っていること自体が大問題ですが、このような指摘をする人が少数派というのもまた問題です。

このような要請は憲法13条の「個人の尊重・生命・自由・幸福追及の権利の尊重」などに反する可能性があります。

憲法は権力者の暴走から国民を守るために存在していますので、よく憲法を確認して人権が侵されているレベルであれば国や都を訴えることも可能なのです。

文化を破壊するコロナ脳

ロックミュージシャンというのは反骨精神の象徴だと思っていましたがステイホームを訴えるミュージシャンが出てきたときはズッコケました。

4月頃にネットかなにかで見た記事の記憶なのでこれだけ長い期間まともにコンサートやライブが開催できない状態が続いている現在、そのミュージシャンが何を思うかはわかりませんが、最近はステイホームを叫ぶ芸能人は明らかに減りました。

まあ、マスクもつけずにドラマ撮影してステイホーム叫んでるわりには芸能活動というのがリモートワークでは成立しない仕事だからガンガン外に出ている、そういった現実のためにステイホームがトレンドから外れていったのでしょうね。

所詮はステイホームすらトレンドで言っていた言葉に過ぎないのです。

しかし、その破壊力は恐ろしいほどです。

昨年春に中止になったライブが今年の春、また中止になっています。

ネットでライブの配信をしてなんとか食いつなげるのは一部の大物ミュージシャンなどだけでエンターテイメント業界全体が大きな影響を受けています。

経済が庶民の生活の源であるとすれば、文化は庶民の心の豊かさを育むものであり、両方とも人が生きていく上で重要なものなのですが、新型コロナという弱毒のウイルスのためにこれだけの犠牲をはらう必要性があるのか考える必要があります。

新型コロナ恐いと言うマスコミをはじめとするコロナ脳の方たちは、自分たちが文化を破壊しているという自覚がないのだと思います。

また、文化が失われても知ったことではなく、とにかく自分が新型コロナにならないことを願う人達、それがコロナ脳の人たちの本質です。

なんでインフルエンザの時は騒がなかったのでしょうか?

「新型コロナだから恐い」と騒ぐこと自体がおかしな話だと気づかない、それがコロナ脳なのでしょう。

自由はいとも簡単に奪われていく

自由は権力などによって簡単に奪われていくものです。

わかりやすい例をあげるとすれば中国の香港民主派の活動家に対する姿勢です。

アグネス・チョウさんが有罪とされて収監されるというニュースを聞いた時にやはり中国という国に自由はないと再認識しました

これは特定の活動家に対してではないか、という反論があるかもしれませんが中国はチベットの先住民の虐殺という侵略的行為をこの時代にやってのける国であること、天安門事件の事実隠蔽をする情報操作をやってのけてしまう国であることから人権に対する配慮自体がそもそも欠如していると考えられます。

当然、そこに暮らす国民に真の自由はあるはずがありません。

日本の話に戻って、感染を防止するという名目でできた50万円や30万円の過料を課す法律もまた、公的権力が国民の自由を制限するものです。

感染を防止するためだから仕方ないのでしょうか?

これを仕方ないと思うのは思考停止していることを意味します。

なぜなら、新型コロナは弱毒ですからここまでの法律が本当に必要かどうかが精査されないままに国民の権利を狭める法律が成立してしまったことには問題があるからです。

ワクチン接種する、しないの自由

日本でのワクチン接種もそろそろ始まるようです。

ワクチン接種のする、しないの選択は個人の自由です。

ワクチンの接種については医療従事者であってもそれを強制することはできないし、接種しない人を差別するようなことがあってはいけません。

理由はいくつかあります。

まず、今回のワクチンは短期間で作られたもので通常の試験期間を短縮して実用化しているのでいわば、これから人体実験が始まると言っても過言ではない状態であることが1つ目の理由です。

もう一点は、これは日本などの新型コロナの感染者や死者数が少ない国で言えることですが、そもそもワクチンを接種するほどの事態でもなく、毒性の弱さから考えると通常の感染して免疫を獲得していくという考えで十分対応できるであろうと考えられるため、です。

ちなみに私は接種する気はありません、歯医者に行くのがめんどくさいというレベルの感覚で行きません。

それで新型コロナにかかったとしてもまったく後悔などしません。

その時は、ああ、罹ってしまったなと思うだけです。

そんなことより、弱毒の新型コロナにビビって自由と文化を奪われているような今の状況は本来あってはならない事態です。

1日も早く、通常に戻ることを願いつつ新型コロナのことを1ヶ月にわたっていろいろ書いてみました。

いろいろな本を読んだりネットでも調べて組み立ててみてはいるのですが、読む人によっては素人が何を言っているんだと一蹴されてしまうかもしれませんね。

たぶん、このテーマでまた書くことはあると思います、収束したとしても検証すべきことは残っていると思われるので。

本の紹介

以前のブログで読書感想文を書きました。カミュ ペストは読後感が爽やかでした この日本の新型コロナのゆるい状況と比較にならない状況が描写されています。

憲法の本質は国家権力を縛ることにあることが書かれています。巻末に憲法の条文が掲載されているので使い勝手がよいです。

新型コロナ騒動をさらに考察〜3〜グローバリズムの影響と死生観について

あいかわらず10代および1桁代の子供の死者は1人もいません。新型コロナは子供達より弱いので小学生から大学生までは普通に学校に行って普通に学んで遊べばいいと私は考えています。いや、子供だって死者は出ているという話しも聞きますが2/7現在、調べてみても日本の10代までは死者数ゼロ、20代で3人のみ。ということは、欧米での死者数の話をしているのかもしれません。

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子供の感染者数と死者数が少ないのは世界共通の傾向

調べてみると欧米では小児の死亡者が発生しています、それは事実です。

しかし高齢者の死亡者数と比較した場合に日本と同様に有意に子供の感染者数と死亡者数が少数であることが確認されています。

日経メディカルの記事などが参考になります。

COVID-19の死亡率の違いは年齢分布の影響が大 この記事では、致死率はどの国においても年齢上昇と共に急激に上昇すると表現しています。

はやしクリニックという小児科のお医者さんが作成した資料と思われますが下記のリンクもわかりやすく参考になります。

世界の子供たちの感染状況

この中からアメリカの状況を抜粋したものが下のグラフになります。

これは2020年5月ころにまとめられた資料のようなので現在の情報ではありませんが傾向は把握できます。

これらの情報から、欧米では子供の死者は発生しているが日本と同様に高齢者と比較してそのリスクはかなり小さいということができます。

子供たちは新型コロナなど恐れずに学校に行って学び遊んで普通に生活すればよいのです。

給食の時はみんな前を向いて黙って食べているようですが、そのようなことをする必要性もなくマスクも着用したい人のみが着用すれば十分です。

なかば全員マスクを強制されているような状態がよいとは思えません。

表情を読み取ることができないし、無駄に恐怖を煽る象徴となっていると思われるからです。

欧米では日本やアジア諸国と比較して高齢者のリスクが極端に大きい

欧米の死者数は日本やアジアの国々と比較すると桁違いです。

各国の死亡者数の差は中年から高齢者になればなるほど極端に大きくなっており、中年から高齢者の死亡者数の差がダイレクトに反映されています。

ここ最近のデータを確認します。

各国100万人あたり1日の死者数の推移↓

100万人あたり累積死者数の推移↓

2021年2/6時点の100万人あたり累積死者数を確認します。

United Kingdom(イギリス)1654.32人

Italy(イタリア)1505.13人

United States(アメリカ)1396.28人

Spain(スペイン)1312.94人

Sweden(スウェーデン)1199.59人

Brazil(ブラジル)1082.21人

India(インド)112.32人

Jpan(日本)50.39人

South Korea(韓国)28.69人

日本の死者数は欧米の1/20から1/30で推移しています。

グローバリズムに染まった考えが新型コロナの状況を正確に捉えることを妨げているのか?

数字をつぶさに確認すると決して各国の状況が同様ではないことがよくわかります。

日本をはじめとしたアジアでは明らかに何かの要因によって死者数が少なく抑えられています。

それは自粛をしっかりしたからというような理由でもなければ清潔だからという理由だけではないでしょう。

インドやベトナムは日本よりも公衆衛生的に劣りますが欧米との比較の上では死者数は圧倒的に少ないですから。

おそらく人種の違いによる何かが影響しています。

これだけの差があると欧米とアジアではその対応、対策は違ったものになるのが自然です。

欧米ではロックダウンが要請される事態だとしても日本ではロックダウンまでする必要がない、非常事態宣言による自粛すら必要なくインフルエンザの時の対応と同等で十分だったはず、というのが私の考えです。

ロックダウンレベルの対策や更なる自粛が日本にも必要だと唱える人たちはこれらの数字を確認して言っているのでしょうか。

それとも思考回路がグローバリズムに侵食されていて必ず欧米と同じになると思っているのでしょうか。

明日から急にこのグラフが急上昇して指数関数的に死者が増加するなどと予想する専門家はオオカミ少年的な嘘をついているレベルではありませんか。

死生観が成熟していないが故に

インフルエンザよりも弱毒である新型コロナをこれだけ恐れる人がいるのは死生観の問題でもあります。

結局、夏場は熱中症で亡くなった人数の方が多かったという結果でした。

経済的な困窮が今後さらに自殺者数を押し上げる可能性も高い。

テレビや新聞で恐怖を煽られて、その情報を真に受ける方は目の前のことしか見えないのかもしれません。

恐怖が眼前に迫ってから逃げ出すのはライオンに襲われるシマウマでもできます。

死の恐怖が突如現れて、それに慌てて逃げまくるような対処をするのは人間以外の哺乳類のレベルです。

刹那的に生きている状態です。

おとなしく死を受け入れなさいといういう意味ではありません。

命あるものはいつか必ず死にます。

その運命がわかっているにも関わらず、このような弱毒の新型コロナに惑わされる姿を見せることは恥ずかしいことだと思っています。

アメリカ人もイギリス人も自分の国は自分で守るという気概が国民にあり、兵隊として働いている方も普通に存在しています。

女性兵士が訓練で機関銃をぶっ放していますから、日本人とは胆力が違います。

また、キリスト教という宗教が死生観を育んでいます。

日本人は新型コロナは弱毒であることを見抜いて堂々と通常通りに経済をまわし、他国より余裕ができた分、世界中に援助の手を差し伸べればよかったはずですが、見誤って無駄な緊急事態の延長と自粛で自らの首を絞めている状態です。

上から目線な発言に聞こえるかもしれず申し訳ないのですが、私はこの新型コロナ騒動をかなり冷めた目で見ています。

本の紹介

新型コロナ騒動により癌検診を受診する方が減っていることが将来のリスクになることを指摘

グローバリズムとグローバル化の違いを指摘するなど闇雲にグローバリズムに振り回される状況に疑問を投げかける

新型コロナ騒動をさらに考察〜2〜 PCR検査を拡大しても感染を抑えることはできない

いま熱があったらPCR検査、あるいは症状がなくても自主的にPCR検査を受ける方もいるようです。

しかしPCR検査とはいったい何を調べているものなのか、本当にPCR検査をみんなが受ければ安心を得られるのでしょうか。

マスコミによる一方的な情報は正しいのか考えてみます。

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コロナウイルスは1種類ではないがPCR検査でどのコロナが検出されているかまではわからない

PCR検査とは何を知るための検査なのか?というと特定の遺伝子のウイルスが検査の対象となる人の体内に存在するかを調べるものです。

しかし完璧に新型コロナの感染者を特定できる検査方法ではないようです。

コロナには旧型コロナ4種類とSARS MARSがあることが知られています、また新型コロナも武漢型から少し変化しています。

新型コロナウイルスを特定するには厳密に言えば、ウイルスを形成する3万個の遺伝子配列全てが一致しなければなりません。

しかしPCR検査では3万の遺伝子のうち200~300個の配列の一致しか確認できません。

それでもこの200~300個の配列が一致した場合は陽性という検査結果が出ます。

よって、陽性という結果が出たとしてもそれが旧型のコロナのものなのか武漢型なのか変化した新型コロナなのかはわかりません。

旧型の4種類のコロナは感染症の指定すらありません。

どのコロナなのかあいまいであるにも関わらず陽性であれば感染症2類相当の扱いをされて新型コロナ陽性者と認定されているというのが現実です。

PCR検査サイクル数40の場合はわずかな遺伝子の残骸も検出してしまう

また、サイクル数というものがありますが、この値によって検査結果に違いがあるということが知られています。

PCRというのは数少ない遺伝子を検出可能な数にまで増幅させてその存在を確認する方法ですが1サイクルで2コピーされる、2サイクルで4コピーされます。

では30サイクルではコピーはいくつかというと1,072,741,824コピーです。

約10億コピーです。

40サイクルだと1,099,511,627,776 約1兆コピーです。

新型コロナ専門家を問い質す より抜粋

しかしサイクル数があがるほど検出する確率が上がるからよいのではないか、ということではないようです。

アメリカではPCRの製造メーカーや検査機関が独自の基準を設けて37~40サイクルで検出しているがこのサイクル数だと感染後体内で退治されたあとのウイルスの残骸まで検出して陽性としてしまう可能性が指摘され、これは人が立ち去ったあとの部屋でその人の髪の毛を発見しているようなものだと言われています。

ニューヨークのワーズワース研究所ではニューヨ-クタイムズ誌から要請を受けて調べた結果、2020年7月に40サイクルで陽性とされた872人のうち35サイクルで43%が陰性、30サイクルで63%が陰性であったとのことです

日本でのPCR検査サイクル数の基準は40サイクルです。

この場合、無症状で30〜35サイクルであれば陰性の方も陽性と判定されて隔離となるケースがかなり出ている可能性があることがわかります。

本来、症状もなく感染させる可能性も低い人を隔離して社会的な活動を制限することには人権の視点から考えても問題があります。

カリフォルニア大学のウイルス学者ジュリエット・モリソン氏は合理的なサイクル数は30〜35サイクルだろうと述べています。

またフランス、マルセイユのメディテネラ感染症大学病院研究所の研究論文によれば34サイクル以上の患者からは感染性のあるウイルスは検出されなくなるとのこと。

死んだウイルスの残骸しか出なくなるということだと思われます。

逆に34サイクル以上の検査には意味があまりなく、そこまでやって検出されない場合は陰性と判断してよいのではないでしょうか。

PCR検査の精度

PCR検査の感度、実際にウイルスが体内に存在する人が陽性であるという結果となる確率は約70%程度と言われています。

30%はウイルスを保有していても通り抜けていくということです。

正直、私はこの検査、ザルだと思っています。

PCR推進して隔離を叫ぶ人達がこの事実をどうとらえているかわかりませんが、この確率で陽性者を隔離していったところでゼロコロナなど実現できるはずがありません。

例えば1m四方の板があったとしてその面積の30%の開口を作るとすると一辺は54cmの穴になります。

なぜこの検査でゼロコロナを実現できると思えるのかが不思議です。

PCR検査をして陰性が出れば社会生活も安心だと本気で思っているのでしょうか、検査したその次の瞬間に感染することもあり得るのに。

では、毎日検査するのでしょうか、安くなったと言っても検査1回3000円として30日間毎日検査したら9万円、偽物の安心のために毎月払う人がいるのでしょうか。

あまりにも馬鹿げた話だと常識の感覚のある人であればすぐに気づくはずです。

PCR検査で無症状の感染者も隔離してゼロコロナを目指そう!と言っているテレビのコメンテーターは狂っているなと思いながら見ています。

ユダヤ人を強制収容所に送り込んだナチスに近い感覚ではありませんか。

PCR検査数を増やしても感染者数を抑えることにはつながらない

PCR検査を増やしても感染者数を抑えられないのはあたりまえです。

あたりまえ過ぎて言う必要性があるのかわからないのですがPCRは検査方法であって治療法ではありません。

よって、検査を増やせば増やすほど陽性者の絶対数は増える減らせば減るという結果にしかなりません。

以前と比較して陽性者あるいは感染者が減っている傾向が見られるとしたら、それは検査のおかげではありません、隔離のおかげでもありません。

増える要因として考えられるのは冬になると空気が乾燥してウイルスが空気中に舞いやすくなることや喉が乾燥して粘膜の保護機能が低下するためウイルスが体内で増殖しやすくなるなどです。

感染者が減る要因はその逆の状態になるからです、つまり春、夏になれば陽性者、感染者は減ります。

ただそれだけです。

0.1μmのウイルスの侵入を人間が簡単にコントロールすることなどできないのです。

実際に検査数と感染者数のグラフを見ていきます。

検査数 日本
100万人あたり感染者数 日本

このグラフを見て私が読み取れるのは、検査数と感染者数は連動しているということです。

少なくとも検査数を増やせば感染を抑えられるという結果を読み取ることはできません。

これが現実です。

PCR検査は症状のある人の病名の確定と対処法の決定のために使うことに限定して無症状の人の検査は隔離のための検査であり混乱を大きくするだけで意味がないのでやめるべきです。

新型コロナとはどう共生していくか、それを考える必要があります。


本の紹介

コロナ論2 小林よしのり 著

マンガと思ってあなどってはいけません。マンガ部分以外のウイルスの専門家の宮沢孝幸准教授や医師の萬田緑平氏の対談もこの問題を考えるうえで参考になります。


感染症と文明 山本太郎 著

人類の生活が狩猟採集から農耕牧畜へと変化したために感染症と付き合う運命となったことなどが、菌やウイルスとの共生についての考察が書かれています。


新型コロナ騒動をさらに考察〜1 〜インフルエンザとの比較

だびたびこのブログで新型コロナ騒動について話をしていますが私自身はかなり冷めた目でこの騒ぎを見ています。

日本における新型コロナはパンデミックではなくマスコミなどに誘導されているインフォデミックだと私は考えています。

現実には女性や若者の自殺者数が増加しています。

飲食店をはじめとする店や会社の雇用縮小や倒産などで職を失う人が増えています。

特に甲子園球児しかり大学生しかり学習やイベントなどの機会を奪われている子供を含めた若い世代への影響が大きすぎます。

ほんとうに困っている人は誰なのか想像力を働かせる必要があります。

テレビで毎日恐怖を煽る司会者やコメンテーターやニュースキャスターが言っていることや新聞に書いてあることはすべて事実なのでしょうか?

この前代未聞の馬鹿騒ぎ、新型コロナ騒動を収束させるにはどうすればよいか考えたいと思います。

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過去のインフルエンザの状況との比較

以前のブログで紹介した資料を再度掲載します。

厚生労働省のHPより

厚生労働省のHPにインフルエンザの感染者数は毎年1000万人いると言われていること、年間死亡者数は約1万人と推計されていることが書いてあります。

次にこれも以前のブログに掲載した国立感染研究所の資料ですが再度掲載します。

2019の年末から2020年の14週目にかけての季節性インフルエンザによる死亡者数の数値です。

国立感染研究所のHPより

2019-2020にかけての冬の寒い時期に季節性のインフルエンザで週に400〜500人の死亡者が出ていたことがわかります。

インフルエンザの死亡者がガクッと減った後から新型コロナ騒動が激しくなっていくわけですが2019年末から2020年の14週目にかけてインフルエンザで7000人程度は亡くなっていたことがわかります。

新型コロナは2021年の1/21の数値で陽性者数が348,646人です。

初めて感染者が確認されたのが昨年の1/14だったので期間としては約1年とちょっとでの数値です。

対してインフルエンザは例年約1000万人の感染者なので新型コロナの陽性者は比較してみると、かなり少ないことがわかります。

さらに言えば、新型コロナの数値は陽性者であって感染者に加えて無症状の人も数字に含まれています。

インフルエンザは症状があって来院した人のリアルな数字なので新型コロナの陽性者という数字はかなり割増し感があります。

新型コロナの死亡者数については1/21まで4,829人です。

インフルエンザは例年10,000人の死亡者数なのでこちらもインフルエンザの方が多いという状況です。

また、新型コロナの死亡者のカウントについては死亡した後にPCR検査をして陽性であれば新型コロナでの死亡とカウントしているので極端な話をすると交通事故でも新型コロナが死因としてカウントされている可能性があります。

実際の死亡者数は4,829人より少ないであろうことがわかります。

この精査も騒動が終わってからかもしれませんが、いつか研究者がすると思います。

インフルエンザでは感染者1000万人、死亡者数10000人でも経済活動を止めることなく普通に生活していたのになぜ新型コロナではそれができないのでしょうか。

数字で比較する限りで判断すればここまで日本中で騒ぐ必要性はないはずです。

この新型コロナ騒動については、本来インフルエンザより弱毒であること以上の議論など不要だと私は考えていますが世間ではそんな雰囲気はなく、このような数字は確認せずに恐怖にかられている人の方がかなり多いというのが実感です。

ウイルス干渉によっインフルエンザ感染者がほとんど消えた

こんなに感染対策をしているのに感染者が増えている新型コロナはインフルエンザより怖いという話を聞きますが、これは間違いです。

インフルエンザが激減したのはウイルス干渉が主な原因と考えられます。

下に示すグラフは東京都感染情報センターによる2016/17シーズンから2020/21シーズンまでの4年間プラス2020から2021年直近のインフルエンザ報告数を重ねたものです。

東京都感染情報センターのHPより

まず見た瞬間に2019.36週〜のグラフが青線ですが例年よりも報告数が少ないことと2020.36週〜直近までが少ないどころかほとんど報告がない状況であることがわかります。

例年、11月から12月にかけて報告数が増加して年末の病院が休業に入る頃いったん報告数が減り年明けてから第4週目くらいにかけてインフルエンザの報告数はうなぎ登りで増えていくところが2019.36〜は2020年の第1週以降で報告数が例年の半分から1/3以下となっていることがわかります。

そして13週目頃、つまり3月末頃には収束しています。

次に新型コロナの感染者、死亡者の推移がわかるグラフを以下に示します。

日本の新型コロナ感染者数の推移 Our World in Dataより
日本の新型コロナ死亡者数の推移 Our World in Dataより

インフルエンザが収束に向かう3月の終わり頃から新型コロナは感染者数、死者数共に増えていることがわかります。

北里大学の中山哲夫教授などはウイルス干渉という1つのウイルス感染が流行すると他のウイルスの流行が抑えられるという現象があると言っています、ウイルスが宿主を奪い合うとのこと。

これらのグラフから言えることは、新型コロナ流行前の3密回避やマスク徹底などの感染症対策を始める前にインフルエンザの感染者は減っていたということです。

そして、インフルエンザ報告数の減少と入れ替わるように新型コロナの感染者数と死者数が増加したということです。

つまり、インフルエンザ感染者が減っているのは3密回避やマスクやステイホームの効果ではなくウイルス干渉による可能性が高いということです。

そもそも3密回避やマスクやステイホームやロックダウンの効果でインフルエンザが減少するのであれば新型コロナも減少するはずです。

なぜなら、これらの対策はウイルスの種類は関係なくタンパク質の鎖でできた微小な塵を3密回避やマスクで物理的にシャットアウトできると仮定しての対策ですから。

現実は3密回避やマスクやステイホームやロックダウンではこの0.1μmのタンパク質の塵から完全に逃げきることは不可能です。

下のグラフはロックダウンしなかったスウェーデンとロックダウンしたイギリス(United Kingdom)やアメリカ(United Stats)の100万人あたり感染者数のグラフです。

ロックダウンしてもしなくてもグラフは同じような動向を示しておりロックダウンの有効性が疑問視されます。

ロックダウンでは新型コロナの感染拡大は防げないことの証拠です。

これは自粛や3密回避やマスクで感染拡大は防げないこととも同義です。

また夏が来れば感染者は減少して冬が来れば増加するのでしょう、自粛やロックダウンや3密回避するしないに関係なく。

ついでにですが日本の感染者が欧米に比較して異様に少ないこともわかります、これは自粛やマスクのおかげではありません。

人種的な違いなど他の何かによる作用の可能性が高いです、ファクターXと言われているものです。

話を元に戻しますが、0.1μmのタンパク質の塵から逃れられなかった結果2020年の1月の時点ではインフルエンザと新型コロナ両方の感染が進行していたはずですが、最終的にはインフルエンザが減少して新型コロナが増加したという現象が起こっています。

日経メディカルの中山哲夫教授の記事に以下の記載があります。

「COVID-19患者3834人を対象としたメタアナリシスによると、他のウイルス感染症に重感染した患者はわずか3%のみであることが報告されています(L Lansbury,et al. JInfect.2020;81:266-75.)」ウイルス干渉はコロナとインフルエンザでもおこる

また、厚生労働省の取りまとめによると2020/8/31から2021/1/17までの20週間でインフルエンザの累積患者数はわずか729人で過去5年間の平均患者総数は51万人なので、その0.15%となっており激減していることがわかります。今季インフル患者、ようやく累計700人超え例年の0.2%以下

この結果からインフルエンザと新型コロナのウイルス干渉においては新型コロナが勝るということでほぼ間違いないでしょう。

自粛をがんばったからマスクをしっかりしたから3密回避したからインフルエンザが減ったなどという話は物理的にウイルスをシャットアウトできると盲信する意見であり、その場合、逆に新型コロナだけが増えていることの説明がつかないことになります。

毒性の弱い新型コロナが優勢であれば逆にインフルエンザより安心なのではないか

ここまでの話をまとめると

・新型コロナは感染者数、死者数とも季節性インフルエンザに届かない比較的弱毒のウイルスである

・インフルエンザが減少してるのは自粛や3密回避ではなくウイルス干渉が原因となっている可能性が非常に高い

・ウイルス干渉によってインフルエンザより新型コロナの方が優勢に働いて感染を拡大させている可能性が非常に高い

以上から言えることは、以前より毒性の弱いウイルスの感染が拡大する分にはより安全になったのではないか、ということです。

対策としてはインフルエンザの時と同様手洗いうがい、必要に応じてマスク着用、感染者が増えた教室の学級閉鎖、感染症5類扱いにしてクリニックでも診察可能にする、これで十分なはずです。

本の紹介


新型コロナ専門家を問い質す

小林よしのり 泉美木蘭 共著

グラフや表などの資料が豊富でカラー掲載されているのでとても見やすくわかりやすいです。これ1冊で脱コロナ脳できます。


感染症の世界史 石 弘之 著

様々な感染症について淡々とレポートしていくのですが意外と引き込まれます。感染症の一般的な知識についてはこれを読めば十分です。雑学好きな人にもおすすめです。


換気方式と換気回数

感染症のこともあり、いま話題にあがることが多くなった換気についてですが今回取り上げるのは特別なことではなく設備工事や設備設計に携わるかたが知るべき基本的な換気方式の種類や換気回数の目安についてです。

筆者撮影

換気方式の種類

建築に関わらない方からは換気に種類などあるのか問われそうですが送風機を給気と排気どちらに使用するか、しないかなどで種類分けがあります。

建築関係の仕事をしていると換気方式については基本的な知識として知っているものとして打合せなどの会話で普通に出てくることもあるので覚えておいて損はないです。

換気方式の概要図を示します。

第1種は給気、排気とも送風機を用いる換気方式で換気量の設定によって室内の静圧を正圧にも負圧にも計画することが可能です。

ここで正圧と負圧の説明をしておきます。

正圧の状態は室内から空気が押し出される状態になります。

なので外部から汚染された空気を取り込みたくない手術室などは正圧にします。

負圧の状態は上記の逆で室内へ空気を引き込むイメージになります。

トイレの臭気など汚染された空気をその室から周囲へ漏らしたくない場合は負圧で計画します。

換気方式の説明にもどりますが、第2種は給気に送風機を用いる換気方式で室内は正圧になります。

第3種は排気に送風機を用いるので室内は負圧になります。

上記の3種に加えて自然換気も換気の種類としてあげられます。

給気も排気も送風機を用いずに自然の風圧や気温の差を利用して換気します。春や秋の気候が良いときは窓を開け放しで部屋の空気を入れ替えます、それが自然換気です。

建築的にボイドと呼ばれる空気の通り道を設けて風圧差と温度差で換気を促すのも自然換気の考え方です。

基準換気回数について

室の用途別で基準換気回数をまとめた表です。

換気設計風量基準換気回数 空気調和設備設計計画の実務の知識より             表中の×は一般的に採用されない方式を示す

上記以外の事務室の居室などは以前書いたブログ居室の換気量計算についてに詳細がありますがV=20Af/NとV=0.5Ahなどの計算で算出して決定していきます。

上記の表もあくまで目安なので居室あつかいになる室となる場合は必ず換気量計算をして必要な風量を確認する必要があります。

喫煙室の換気量はどうするか、度々問題になりますが最近は入口などの開口部で喫煙室の外側から内側に向けて0.2m/sの風速が確保できる風量で考えることが多いです。

入口ドアでW800 H2000の開口の場合は

0.8×2.0×0.2×3600=1152m3/h

という感じの計算になり、かなりの風量になることがわかります。

給水ポンプの選定について

給水設備において受水槽から高架水槽までの送水、あるいは受水槽から直接各水栓などへはポンプによって送水されてます。

ポンプを選定するときにどのように考えればよいのか、建物の高さや配管の距離によって変わることは想像がつきます。

計算例を示しながら説明していきます。

croissant. さんによるphotoAC からの画像

直送ポンプの選定について

給水ポンプ選定をする際に能力を決定するために瞬時最大流量と揚程を確認する必要があります。

給水ポンプの送水量は瞬間最大流量以上とし、揚程は算出した揚程以上として選定します。

まず瞬時最大流量の求め方は以前のブログで紹介した給水の負荷流量計算を参照してください。

瞬時最大流量は210L/minとします。

次に揚程ですが下記に示す式で求めます。


H≧H1+H2+H3

H:直送ポンプの揚程[m]

H1:直送ポンプの吸水面から最高位にある器具までの実高さに相当する水頭[m]

2:管路における摩擦損失水頭[m]

H3:最高位にある器具や水栓の必要圧力に相当する水頭[m]


ちなみに揚程とは摩擦損失などを水柱の高さとして表現したものになります。

下に図示した系統について揚程の計算をしてみます。

また、計算を簡略化するために条件を下記のように設定します。

最遠の器具までの配管長は60mとし摩擦損失はその配管長の摩擦損失と同等とします。

単位当摩擦損失は0.35kPa/mとします。

以上の条件での計算例を示します。

H1は図より11.0m

H2については配管長60mで摩擦損失はその配管長の摩擦損失と同等という条件より配管長の2倍に対する摩擦損失をもとめればよい

2=60×2×0.35/9.8=4.3m

3については最高位かつ最遠の位置にある大便器洗浄弁の流水時必要圧力が70kPaより

H3=70/9.8=7.14m

これらの値を代入して計算していきます。

H≧H1+H2+H3

=11.0+4.3+7.14=22.44m

H≧22.44m という結果が得られます。

ポンプ選定図で品番を決定する

エバラポンプのカタログを参照します。

F1300型吐き出し圧力一定・並列交互運転方式で選定していきます。

下記の選定図で給水量210L/min を垂直にとり、揚程22.44mを水平にとって交わる点がどこに位置するかを確認します。

ポンプ選定時 エバラポンプのカタログより

ちょっと微妙な位置になりますが32-5.6Sの範囲に交点が記入されます。

次に下に示した仕様表から32-5.6Sの機種は 32BIPME5.6S となります。

この機種は単相100Vなのでもし三相200Vで選定したい場合は32BIPME5.75 を選定すればよいです。

エバラの給水ポンプユニットF1300型、交互並列運転方式の外観は下の写真です。

エバラポンプ F1300型

とりあえずはポンプの選定ができました。

本音を言うと配管経路の摩擦損失計算をもっと細かくしたかったのですが煩雑になるので今回は簡略化しました。

またの機会に挑戦したいと思います。

排水設備の機能について〜SARSはトイレから〜

コロナウイルスの一種であるSARS(重症急性呼吸器症候群)は日本では2類に分類される指定感染症ですが現在は収束しています。

2002年の11月に中国の広東省で初の感染者が確認されてから2003年9月の収束まで30カ国で8098人の感染者と774人の死亡者が確認されました。

感染が広がる中で香港の高層マンションで排水菅の不備により321人が感染したという事例がありますが排水管の不備とはいったいどういうことなのでしょうか。

Alexas_Fotos さんによるPixabay よりの画像

便器から飛沫が飛ぶ可能性

大便器まわりにウイルスが多く存在するという話がありますが、あながち嘘でもなく、ダイヤモンドプリンセス号においてもトイレ周辺から新型コロナウイルスが多数検出されたという報告があったようです。

香港城市大学の研究によればトイレの水を流す際に1回あたり最大80万個のウイルスを含む飛沫が空中に吹き上がるとのこと。新型コロナトイレの糞口感染対策が盲点

つまり排水管に不備などなくとも飛沫は飛んでいるということですがSARSの感染拡大のひとつの原因となった高層マンションでの排水管の不備はさらに多くの飛沫を飛ばす状態になっていた可能性があります。

このSARSの話は「感染症の世界史」という本にあります。

マンションの排水管の不備で(感染源となった)男性の飛沫や糞沫に含まれていたウイルスがトイレの換気扇に吸い上げられてマンション内に拡散した可能性が高い、という記載です。

その事実は確かに書かれていますが排水管の不備というのが具体的にどのようなことだったのかまでは残念ながら書いてありません。

ネットで調べたら何か出てくるかと思いましたが探し方も悪かったのかもしれませんが何も出てきません。

そこで、どのような状態だったことが考えられるかのか予想してみました。

排水管内からガスが逆流

排水は立管から各階で枝配管を分岐させる形で配管します。

例えば最上階のトイレからSARSに汚染された汚物が流れたとした場合、排水立管が全体的に汚染されます。

そして、ここがポイントだと思っていますが、排気のための換気扇を作動させたのはよいが、給気口がない、あるいは給気口はあるが何らかの理由で閉鎖している状態だった場合、室内およびトイレ内は負圧になります。

室内およびトイレ内が負圧の状態になると排水管内のガスを引っ張って吸い上げてしまうことがあります。

マンションの排水管と
排水管内ガスが移動するイメージ

さらに大便器のトラップの封水が便器の不良などで破られ易い状態だったとしたら大便器から排水管内のウイルスを含んだ飛沫が大量に逆流してくる可能性はあります。

321人の感染者を出したという事実を見ると、このような不具合が起こっていたのではないかということが予想されます。

現在の日本国内のマンションの計画はそこまで杜撰なものはないので同じようなことが起きる可能性は低いですが、施工時に室内やトイレ内が負圧になり過ぎないか、各器具のトラップは問題なく機能するかなどは確認しておく必要があります。

たとえSARSウイルスの飛沫でなくとも、大便器からかなりの量の飛沫が飛んでくるとしたら、それはよくないので…。

個人的には変化が多く成長を感じた一年だったが今年はよい一年だったとは言えないのが残念

いろいろあったなと思います。昨年末に2人目の娘が産まれて、さあこれからもうひと頑張りと思っていたのに建築士の試験の結果は不合格だし健康診断でおかしな結果が出たので再検査したら前立腺癌疑いという結果は出るし…。

結局、前立腺から細胞組織を取り出す検査までしましたが、癌細胞は見つかりませんでした。

なのですが癌マーカーの値は下がらないままなので癌疑いということで現在も月に1回くらいの頻度で通院していますよ….。

いま感じていることをいろいろ書いてみます。

朝イチの海 きれいです

そんなに寿命は長くないと思い、今すべきことの優先順位を考えた

癌疑いと言われた時に、ああ、もしかしたら転移していて数年の命かもな、というのは思いました。

その時に明確に試験勉強はすぐやめようと決めました、タイミング的にも40代半ばで難易度の高い資格への挑戦というのはかなり無理があると感じていました。

家族も増えて、そんなに時間に自由がきくわけでもなく仕事も決して暇でもなければ気を抜いてできるような内容のものでもない。

遅きに失する、そういうことだと思っています。

製図の試験で感じたのは、肉体的な衰えと思考する速さの衰え、そして記憶力の衰え、適応力の衰えです。

では、そんな衰えた自分がいまできることは何か。

まずはいまの仕事をしっかりやること、これまで自分が積み重ねたものをアウトプットしながら会社の利益に繋げること、売上のような実利のことだけではなく広い意味での利益をもたらしたいと思ったのと、休日などオフの時間は家族と過ごす時間を大事にすること。

海にも行きたいと思いました、試験勉強の間それこそ1年以上、大好きなサーフィンを我慢していたので。

残された時間がわずかだとしたら試験勉強の優先度はかなり低い、それが自分の出した答えでした。

仕事で新たな展開が見えてきた

詳しいことは書きませんが、仕事で新しい目標とちょっと面白い新たな展開が見えてきました。

会社からチャンスを与えられた、ということだと思っていて、数年後から5年後にはいいところまで持っていければ、と言うか必ず形にしなければならない、そう思っていま動き始めています。

まあ、5年後まで生きているのかよくわかりませんが、やれるところまでやってやろうかということです。

情熱を失っていないことが周囲にわかってもらえればチャンスは必ず巡ってきます、あるいは自分でチャンスを作り出すかです。

ブログは建築設備の技術的な内容を書くのは実はかなりしんどいけど

このブログ、当初は設備屋さんが書く雑記ブログという感じで始めましたが、ある時点からは建築設備の設計、計画、施工のかなり専門的なところまで踏み込んだ技術的な内容をメインで書くように変えました。

技術的な内容を書くとなると、ある程度正確さが求められるので書きながら教科書や施工マニュアルや、あるいはネットで確認作業をしながら書き進めなければならなかったり、説明のために必要になるイラストのような資料も作成しなければならないので、ちょっとこれ面倒くさい感じになってしまったと思っています。

ですが、書きながらこれまで学んできた知識が自分の中で整理されてさらに理解が深まっています。

たぶん、書いている自分が一番勉強になっています。

新型コロナ騒動はインフォデミックであり科学を無視した社会問題

あとは、この話題です、新型コロナ。

このブログを隅々まで読んでいる方はいないと思いますが、以前のブログを見てもわかる通り私自身はこの新型コロナ騒動というのはかなり冷めた目で見ています。

インフルエンザとの比較を冷静にすれば新型コロナの毒性の弱さは一目瞭然なのになぜここまで騒ぐのか、さっぱり意味がわかりません。

12/30で陽性者数3845人(東洋経済オンライン)ですがインフルエンザは例年感染者数1000万人ですから365日で割り算すると1日あたり2.7万人感染者が出ていました。

新型コロナは3845人の陽性者数です、これは感染者ではないです。

無症状の方もかなり含まれているはずです。

いつから陽性者=感染者になったのかも謎ですし、定義をはっきりさせていないまま数字が一人歩きしているように感じています。

インフルエンザのときの感染者数は症状が出て医者にかかった方の人数をひろっていますから現在の新型コロナ陽性者数3845人で増えてますと言われても、それはインフルエンザの時の1日2.7万人よりだいぶ少ないし、しかも陽性者数と感染者数がごっちゃになっているのもおかしい話で単純に比較すらできないはずです。

ウイルスに曝露した状態があります。これはウイルスにさらされた状態でまだ細胞内に侵入する前の状態でこの状態でも陽性反応はでます。

ウイルスの感染とはウイルスが細胞内に入り込んで増殖し始めたら感染と言います。

つまり、感染者数は陽性者数より少ないはずです。

また、インフルエンザは1日2.7万人の感染者がいたはずというのも平均値であって空気が乾燥して気温が低い冬場はもっと多かったはずですから感染者数もインフルエンザの時の1/10以下と予想されます。

ツッコミどころがあり過ぎるんです、この新型コロナ騒動は。

このような話がいっさいテレビで出てこないのがおかしいのです。

そして、この困難をみんなで頑張って乗り切ろう、みたいな話が出てきてもシラけるだけです…呆れて見ています。

ということで、Twitterでは新型コロナが弱毒などと書くと最悪、アカウントを消されることもある?ような言論封殺状態らしいのでこのブログもTwitterからは見れないことになるかもですね。

フォロワー数がかなり少ないので、そんなに影響ないと言えばないからよいのですが、問題は言論の自由が奪われているという部分です。

Googleもそういう傾向があるらしいので私の書いたコロナ関連文章は消されたりするのかな?

あと数分で年が変わってしまうのでこの辺にします。

読んでいただいた皆さんありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。

建築設備から映画まで、なんでも気になったことを書きます