新型コロナ騒動をさらに考察〜1 〜インフルエンザとの比較

だびたびこのブログで新型コロナ騒動について話をしていますが私自身はかなり冷めた目でこの騒ぎを見ています。

日本における新型コロナはパンデミックではなくマスコミなどに誘導されているインフォデミックだと私は考えています。

現実には女性や若者の自殺者数が増加しています。

飲食店をはじめとする店や会社の雇用縮小や倒産などで職を失う人が増えています。

特に甲子園球児しかり大学生しかり学習やイベントなどの機会を奪われている子供を含めた若い世代への影響が大きすぎます。

ほんとうに困っている人は誰なのか想像力を働かせる必要があります。

テレビで毎日恐怖を煽る司会者やコメンテーターやニュースキャスターが言っていることや新聞に書いてあることはすべて事実なのでしょうか?

この前代未聞の馬鹿騒ぎ、新型コロナ騒動を収束させるにはどうすればよいか考えたいと思います。

cromaconceptvisual さんによるpxabay よりの画像

過去のインフルエンザの状況との比較

以前のブログで紹介した資料を再度掲載します。

厚生労働省のHPより

厚生労働省のHPにインフルエンザの感染者数は毎年1000万人いると言われていること、年間死亡者数は約1万人と推計されていることが書いてあります。

次にこれも以前のブログに掲載した国立感染研究所の資料ですが再度掲載します。

2019の年末から2020年の14週目にかけての季節性インフルエンザによる死亡者数の数値です。

国立感染研究所のHPより

2019-2020にかけての冬の寒い時期に季節性のインフルエンザで週に400〜500人の死亡者が出ていたことがわかります。

インフルエンザの死亡者がガクッと減った後から新型コロナ騒動が激しくなっていくわけですが2019年末から2020年の14週目にかけてインフルエンザで7000人程度は亡くなっていたことがわかります。

新型コロナは2021年の1/21の数値で陽性者数が348,646人です。

初めて感染者が確認されたのが昨年の1/14だったので期間としては約1年とちょっとでの数値です。

対してインフルエンザは例年約1000万人の感染者なので新型コロナの陽性者は比較してみると、かなり少ないことがわかります。

さらに言えば、新型コロナの数値は陽性者であって感染者に加えて無症状の人も数字に含まれています。

インフルエンザは症状があって来院した人のリアルな数字なので新型コロナの陽性者という数字はかなり割増し感があります。

新型コロナの死亡者数については1/21まで4,829人です。

インフルエンザは例年10,000人の死亡者数なのでこちらもインフルエンザの方が多いという状況です。

また、新型コロナの死亡者のカウントについては死亡した後にPCR検査をして陽性であれば新型コロナでの死亡とカウントしているので極端な話をすると交通事故でも新型コロナが死因としてカウントされている可能性があります。

実際の死亡者数は4,829人より少ないであろうことがわかります。

この精査も騒動が終わってからかもしれませんが、いつか研究者がすると思います。

インフルエンザでは感染者1000万人、死亡者数10000人でも経済活動を止めることなく普通に生活していたのになぜ新型コロナではそれができないのでしょうか。

数字で比較する限りで判断すればここまで日本中で騒ぐ必要性はないはずです。

この新型コロナ騒動については、本来インフルエンザより弱毒であること以上の議論など不要だと私は考えていますが世間ではそんな雰囲気はなく、このような数字は確認せずに恐怖にかられている人の方がかなり多いというのが実感です。

ウイルス干渉によっインフルエンザ感染者がほとんど消えた

こんなに感染対策をしているのに感染者が増えている新型コロナはインフルエンザより怖いという話を聞きますが、これは間違いです。

インフルエンザが激減したのはウイルス干渉が主な原因と考えられます。

下に示すグラフは東京都感染情報センターによる2016/17シーズンから2020/21シーズンまでの4年間プラス2020から2021年直近のインフルエンザ報告数を重ねたものです。

東京都感染情報センターのHPより

まず見た瞬間に2019.36週〜のグラフが青線ですが例年よりも報告数が少ないことと2020.36週〜直近までが少ないどころかほとんど報告がない状況であることがわかります。

例年、11月から12月にかけて報告数が増加して年末の病院が休業に入る頃いったん報告数が減り年明けてから第4週目くらいにかけてインフルエンザの報告数はうなぎ登りで増えていくところが2019.36〜は2020年の第1週以降で報告数が例年の半分から1/3以下となっていることがわかります。

そして13週目頃、つまり3月末頃には収束しています。

次に新型コロナの感染者、死亡者の推移がわかるグラフを以下に示します。

日本の新型コロナ感染者数の推移 Our World in Dataより
日本の新型コロナ死亡者数の推移 Our World in Dataより

インフルエンザが収束に向かう3月の終わり頃から新型コロナは感染者数、死者数共に増えていることがわかります。

北里大学の中山哲夫教授などはウイルス干渉という1つのウイルス感染が流行すると他のウイルスの流行が抑えられるという現象があると言っています、ウイルスが宿主を奪い合うとのこと。

これらのグラフから言えることは、新型コロナ流行前の3密回避やマスク徹底などの感染症対策を始める前にインフルエンザの感染者は減っていたということです。

そして、インフルエンザ報告数の減少と入れ替わるように新型コロナの感染者数と死者数が増加したということです。

つまり、インフルエンザ感染者が減っているのは3密回避やマスクやステイホームの効果ではなくウイルス干渉による可能性が高いということです。

そもそも3密回避やマスクやステイホームやロックダウンの効果でインフルエンザが減少するのであれば新型コロナも減少するはずです。

なぜなら、これらの対策はウイルスの種類は関係なくタンパク質の鎖でできた微小な塵を3密回避やマスクで物理的にシャットアウトできると仮定しての対策ですから。

現実は3密回避やマスクやステイホームやロックダウンではこの0.1μmのタンパク質の塵から完全に逃げきることは不可能です。

下のグラフはロックダウンしなかったスウェーデンとロックダウンしたイギリス(United Kingdom)やアメリカ(United Stats)の100万人あたり感染者数のグラフです。

ロックダウンしてもしなくてもグラフは同じような動向を示しておりロックダウンの有効性が疑問視されます。

ロックダウンでは新型コロナの感染拡大は防げないことの証拠です。

これは自粛や3密回避やマスクで感染拡大は防げないこととも同義です。

また夏が来れば感染者は減少して冬が来れば増加するのでしょう、自粛やロックダウンや3密回避するしないに関係なく。

ついでにですが日本の感染者が欧米に比較して異様に少ないこともわかります、これは自粛やマスクのおかげではありません。

人種的な違いなど他の何かによる作用の可能性が高いです、ファクターXと言われているものです。

話を元に戻しますが、0.1μmのタンパク質の塵から逃れられなかった結果2020年の1月の時点ではインフルエンザと新型コロナ両方の感染が進行していたはずですが、最終的にはインフルエンザが減少して新型コロナが増加したという現象が起こっています。

日経メディカルの中山哲夫教授の記事に以下の記載があります。

「COVID-19患者3834人を対象としたメタアナリシスによると、他のウイルス感染症に重感染した患者はわずか3%のみであることが報告されています(L Lansbury,et al. JInfect.2020;81:266-75.)」ウイルス干渉はコロナとインフルエンザでもおこる

また、厚生労働省の取りまとめによると2020/8/31から2021/1/17までの20週間でインフルエンザの累積患者数はわずか729人で過去5年間の平均患者総数は51万人なので、その0.15%となっており激減していることがわかります。今季インフル患者、ようやく累計700人超え例年の0.2%以下

この結果からインフルエンザと新型コロナのウイルス干渉においては新型コロナが勝るということでほぼ間違いないでしょう。

自粛をがんばったからマスクをしっかりしたから3密回避したからインフルエンザが減ったなどという話は物理的にウイルスをシャットアウトできると盲信する意見であり、その場合、逆に新型コロナだけが増えていることの説明がつかないことになります。

毒性の弱い新型コロナが優勢であれば逆にインフルエンザより安心なのではないか

ここまでの話をまとめると

・新型コロナは感染者数、死者数とも季節性インフルエンザに届かない比較的弱毒のウイルスである

・インフルエンザが減少してるのは自粛や3密回避ではなくウイルス干渉が原因となっている可能性が非常に高い

・ウイルス干渉によってインフルエンザより新型コロナの方が優勢に働いて感染を拡大させている可能性が非常に高い

以上から言えることは、以前より毒性の弱いウイルスの感染が拡大する分にはより安全になったのではないか、ということです。

対策としてはインフルエンザの時と同様手洗いうがい、必要に応じてマスク着用、感染者が増えた教室の学級閉鎖、感染症5類扱いにしてクリニックでも診察可能にする、これで十分なはずです。

本の紹介


新型コロナ専門家を問い質す

小林よしのり 泉美木蘭 共著

グラフや表などの資料が豊富でカラー掲載されているのでとても見やすくわかりやすいです。これ1冊で脱コロナ脳できます。


感染症の世界史 石 弘之 著

様々な感染症について淡々とレポートしていくのですが意外と引き込まれます。感染症の一般的な知識についてはこれを読めば十分です。雑学好きな人にもおすすめです。


“新型コロナ騒動をさらに考察〜1 〜インフルエンザとの比較” への 2 件のフィードバック

  1. ご指摘のとおりだと思います。ほんの少し冷静になるだけでほとんどの社会活動は可能。ですが、一人ひとりは理解していたとしても、今は世間の雰囲気がそれを許さない。こうしたムードに支配されてしまっているのも無視できない現実だと思っています。医療機関が逼迫していますが、これもコロナを怖がりすぎていることに起因しています。ですが、現状は感染者が一人でも出たら現場は大変なことになってしまう。私はコロナが社会に馴染むまで仕方がないと思うようにしています。オリンピックにしても、推進派と反対派が対立するとか、そういうのが一番まずいと思っています。

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    1. コメントありがとうございます。ゆたかなおなかさんのおっしゃる通りです。理論的に論破したとしても意味がない場面はたくさんあって結局は社会と折り合いをつけなければならないのが現実なので。やはり本当に怖がっている方もいるので普通にマスクもしています😊でもブログは理論はしっかりさせながら本心で思っていることを書こうと思っています。

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