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感染症と人類の関係〜その2〜

感染症と人類はどう付き合うべきなのか?この世の中からウィルスや細菌を完全になくすことができるとは思えません。

これまでの歴史上で人類が根絶できたのは天然痘だけです。

インフルエンザウィルスは根絶どころか進化が早いのでワクチンも毎年新しい型を準備して対応しています。

私たちはどのように感染症と対峙すべきなのか考えてみます。

開発と感染症拡大の関係について

感染症を考える論点として大事だと思うこととして、人間の開発行為との関係性があげられます。

森林を伐採して農地として開発していく過程で感染症が流行するということが繰り返されてきました。

ペストが14世紀にも大流行しましたが、この時の原因の一つとして考えられているのが農地開発のための開墾による森林伐採の影響です。

これによってネズミの天敵のワシやタカやキツネ、オオカミが急減しネズミの大発生を促したと考えられます。

また、都市部に生活者が集まるようになったが衛生環境が整備されていない時代だったので肉の解体屑や排泄物などが周囲に捨てられてネズミの格好の餌になっていました。

感染症の流行についてはブッシュミートと言われる食料にする野生動物が原因になっていることが多いとみられています。

それまで手をつけていなかった森林の伐採により奥深くにひっそり暮らしていた野生動物と人間が出会うことになります。

未知のウィルスの宿主となている野生動物を人間が食べた時にそのウィルスが人間にとって生命に危険を及ぼすほどの毒性を持っていた場合は第一号の感染者になってしまうということです。

エボラウィルスの自然宿主はオオコウモリではないかと言われていますし、ペストの自然宿主は齧歯類のマーモットと言われています。

アフリカ中南米で活動する科学者団体のエコヘルス連盟のジョナサン・エプスティン副会長は「新興感染症の75%は動物に起源があり森林破壊によって本来の生息地を追われた動物たちが人里に押し出されて病原体を拡散させるようになった」と警告しています。

農耕の開始から感染症との悩ましい共存も始まった

人類の歴史の初期から感染症は存在しておりマラリアは初期人類の間ですでに存在していた可能性が高く悪性マラリアを起こす原虫は500~700万年前にチンパンジーとヒトの祖先の間で分化した可能性が高いそうです。

しかし狩猟採集生活をしていたころの人類は感染症に悩まされてされていたかというと、意外とそうではありませんでした。

先史時代の人類における感染症は炭疽症とボツリヌス症がありますが両方ともヒトからヒトへの感染はなく獣肉食などによっておこります。

人類の感染症において転換点となったのは農耕の開始、定住、野生動物の家畜化でした。農耕によりそれまでより狭い面積に人口が多く集中するようになり、かつウィルスを持つ野生動物を家畜として飼育する環境が人類に多くの感染症をもたらす原因となりました。

天然痘は牛から、インフルエンザは鶏から人間にもたらされたウィルスが原因の感染症です。

さらに四大文明が現れて人口は増えていきましたが感染症のレパートリーも繁栄と共に増えて定着していきました。

それでも人類は繁栄を重ねて現代に至ったわけで人類全体というスケールで考えれば農耕生活から都市生活への移行によるメリットは感染症によるデメリットよりも大きかったということになります。

グローバル化が高度に進んだ現代、新しい感染症は一瞬にして世界全体に拡大します。

そう遠くない未来にペストのような強毒性で感染力の高い感染症が現れる可能性はあります。

これらの感染症にどのように対応していったらよいのか、パンドラの箱を開けてしまった人類は今後も苦慮し続けなければならないということです、私自身も苦悩する一人ということになりますが。

腹を決めて許容できる範囲で共存する

新型コロナの報道などを見ていて思うのは、検査を徹底して感染者を完全に隔離しようとする人は簡単に新型コロナウィルスを根絶できると思っているのか、ということ。

不思議に思いながら見ています。

例えば、インフルエンザの予防で毎年新しいワクチンを接種しなければならないのはインフルエンザが毎年変化していくからです。

簡単に根絶ができるのであればこのような対応にはなりません。

現在、人類はインフルエンザを根絶する術を持たないため付き合っている状態ということだと理解しています。

風邪の症状の原因となる4つのコロナウィルスも根絶はできていません。

よく、本当に風邪を治す薬ができたら大発明だという話を聞きますが、人体に対してそれほど毒性が強くない4つのコロナウィルスに対してさえ根本的な効果のある薬がないということです。

まあ、4つのコロナについては毒性が弱いからそんな薬を開発する必要性すらないのが本当のところだと思いますが。

人類の文明の進化と感染症は深い関わりがあり農耕が始まってから以降、感染症から逃れられない運命である限り、腹を決めてある程度の毒性の感染症とは共生をしていくしかないです。

というかこれまでそうしてきたし、これからもそうなんでしょう。

イヤイヤ、俺はウィルスやバイ菌と共生なんてイヤーっと言っても、もう遅い。今にでも誰にでもウィルスや菌が襲いかかる可能性はあります。

日本の新型コロナ騒動は科学や医学を無視した社会問題

新型コロナ根絶したいと言っても今すぐに、PCR検査と隔離で、は無理があります。

これを本気でやったらずっと、今日の感染者は〇〇人です!ひーっ怖いわーっ、て毎日繰り返すのでしょうから…そして、このやり方では経済活動も停滞したままになります。

検査を増やして陽性者を数えていったらそれはどんどん数字は大きくなるでしょうから。

このような弱い毒性と推測される新型コロナのためにまた緊急事態宣言を出すようなことをしても意味はないです。

これがペストなどであればまた違う対応になるのでしょうけど新型コロナは今の日本においては風邪のレベルです。

少なくとも毎年流行しているインフルエンザよりは毒性が弱いと言えます。

無症状や軽い症状の方を入院させるから医療関係者が疲弊しているのであって、本来は新型コロナは指定感染症の分類から外してクリニックなどでも普通に診察できるようにするべきです。

老いも若きも風邪と変わらない新型コロナにこれだけビビっているのは日本人が持っている死生観の問題でもあります。

ご飯を自分で食べられなくなったりしたら諸外国では延命処置はしないで自然に死を待ちます。

ロックダウン政策をとらなかったスウェーデンでは無駄な延命処置は虐待と考えられています。

いろいろ書きましたが、本当はかなりの数の日本人がこの日本の新型コロナ騒動はもう科学や医学の問題ではなくて社会的な問題だと気付いていると思っています。

会社で同部署の20代の女性が「コロナはもう別に怖くないんだけど風邪を普通にひけないのが怖い、ひいたら周りから何を言われるのかわからない」と言っていました、この言葉は印象に残りました。

もう今のこの状況は異常としか言いようがありません。

この空気感を変えたいと思って最近、新型コロナネタばかり書いてしまいますが、まあ、このブログでどうこう言っても効果がほぼないかな…新型コロナより弱いな。どうしてよいのかわかりません!

感染症と人類の関係〜その1〜

感染症と人類はどう付き合うべきなのか?まずは、これまでの歴史上で人類に厄災をもたらした感染症はどのような性質を持っていて、どれ程の被害を与えてきたかを調べていきます。

風邪と呼ばれるコロナウィルスは4種類存在する

コロナウィルスという名前は今回の新型コロナ騒動の前から聞いたことはあったのですが、あらためて調べてみました。https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

最近、日本感染症研究所のページをすぐ頼る癖がついてしまいました。風邪と呼ばれている症状が出るのは4種類のコロナウィルスです。そして2002年に中国から発生したSARS-CoVと2012年に中東から発生したMERS-CoV、この2つは一時期かなり騒がれていました、病気の伝搬を抑えるために第2類感染症に分類されています。ちなみに風邪症状の原因となる4つのコロナウィルスについては感染症としての分類はされていません。伝搬を抑える必要性がないほど毒性が弱いということでしょう。

2類に分類されているSARSについては2002年11月に広東省深圳で最初の感染者が出てから2003年9月に収束するまでWHOによると、トロント(カナダ)シンガポール、ハノイ、香港、台湾など30カ国で8098人の感染者、774人の死亡者が確認されました。この数字をもとにすると致死率は9.6%となります。こちらも2類のMERSについてですが2012年暮れから2013年5月にかけてサウジアラビア、カタール、チュニジアなどの中東で発生しました。イギリスとフランスでも中東から帰国した人に接触した男性が感染しました。WHOによると2014年10月までに21カ国で855人の感染者が確認され死亡者は333人、致死率は38.9%となりました。いずれも現在は収束していますが、ただ眠っているだけなのか、またどこかで発生するかどうかは誰にもわかりません。

1類に分類される感染症の危険度

1類に分類される感染症はエボラ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱などがあります。当然2類よりも危険な感染症がここに分類されているわけですがその危険度はどれほどなのかエボラ出血熱とペストについて取り上げます。

エボラ出血熱は1976年に初めての感染者が確認されています。東アフリカのスーダンで倉庫番として働いていた男性が39℃の発熱を訴えた後に全身から出血して死亡しています。市場で買ったコウモリの肉を食べたことが原因ではないかとみられています。続いてその家族や同僚も発症し感染は拡大、3ヶ月で284人が発病して151人が死亡しています。致死率は53%になり人々は震え上がりました。その後エボラ川を挟んだ反対側のコンゴ共和国に飛び火し最終的に318人が発病して280人が亡くなりました。致死率は88%に達し、この感染症がかなり強い毒性を持っていることが明らかになりました。

その後エボラ出血熱の集団感染は何度か繰り返されます。そして2014年に感染爆発が起こります。3月25日、アフリカ西部に位置するギニア南東部の4カ所で発生したという報告がWHOに入りました。それから1ヶ月後には感染者242人死亡者142人となっていました。感染源はその4ヶ月前に死亡した2歳の男の子でその姉と母親と祖母も高熱と激しい下痢や出血で亡くなっています。祖母の葬儀には多くの人が駆けつけて遺体を清めて最後のお別れをしたそうですがそこから感染は一気に拡大していきました。エボラウィルスは感染者の血液や排泄物を介して感染していくので遺体に触れることはとても感染のリスクが高い行為と言えます。2015年4月19日時点でギニア、隣国のリベリア、シオラレオネ、ナイジェリア、マリの総計で感染者27079人、死亡者10823人で死亡率40%に達しましたが5月には各国でエボラ終結宣言が出されました。

直近では2018年8月にコンゴ民主共和国のキブ地域においてアウトブレイクが発生。これはついこの間2020年6月25日ににイトゥリ州、北キブ州、南キブ州で人から人への感染は終了したという宣言が出されました。この間に3470例のエボラウィルス病の症例が報告がされ2287例が死亡しました。致死率は66%にのぼります。

やはり最もヤバい感染症ペスト

次にペストですが、こちらはさらに強烈です。ローマではマルクス・アウレリウス帝の時代、西暦120〜180年頃にペストの流行で300万人以上が死亡しその後も流行が続きました。543年、西ローマ帝国のユスティニアヌス帝の時代に、また流行が発生しました。ビザンチンの歴史家プロコピウスの「戦史」にはその惨状が克明に記録されています。首都コンスタンティノープルでは毎日5000人の死者が出て市の人口の4割が失われたといいます。

中国では1331年の元王朝時代に流行が始まり1334年には河北省で人口の9割に相当する推定500万人の死者が出ました。ペスト菌はシルクロードの要衝である天山山脈のキルギス北西部のイシククル湖周辺に定着していたらしいです。このイシククル湖を通過する隊商や軍隊を通じてパレスチナ、シリアなどの中東さらにチュニスなど北アフリカに広がり、1348年にはヨーロッパ全域まで感染は広がりました。アメリカのウィリアム・アンド・メリー大学のフィリップ・デイリーダーによると、欧州の人口の3から4割に相当する2500万人から3000万人が死亡し、世界の総死者は7500万人から2億人と推定されています。とくにフランス南部からスペインにかけては8割の人口が失われました。

その後も断続的に流行は発生し第2波は1663年にオランダ1665年にロンドンで流行し市民の1/4が死亡しました。1666年にロンドンは住宅の85%を失う大火にみまわれ、その後の建築物はレンガや石造が義務付けられました。その結果ネズミの生息場所が減少してペストも収束に向かっていきました。しかし1720年にフランスのマルセイユで流行が発生し10万人が死亡しています。第3波は1894年雲南省で始まり香港に飛び火、そこから海上ルートで太平洋一帯に感染が拡大しました。日本に侵入したのは1899年神戸港に入港した台湾船から広がり27年間に流行を繰り返し2906人が発病し2215人が死亡しています。

ペストの一般的な病型は腺ペストと呼ばれていて全身の倦怠感と高熱の後、腋下や鼠頸部のリンパ腺の腫脹がおこります。ペスト菌による毒素で敗血症をおこし全身に紫斑が現れます。これが黒死病とも言われる所以です。抗生物質がない時代、発症した者のうち死亡する者の数は50%を超えました。もうひとつの病型は肺ペストと呼ばれリンパ腺の腫脹や紫斑は出ないが血痰や喀血の症状が出て飛沫感染します。なにも治療を施さない場合での致死率はほぼ100%です。

そして日本における新型コロナは…

東洋経済ONLINEを確認します。7/30日の数値をみていきます。日本全国で新規死亡者数2名…累計1005名。新規重症者数マイナス3名…回復した方が多かったということですね、累計87名。エボラやペストとの落差が激しくて肩透かしをくったような気持ちになります。で、陽性者数は1日で1297名で増えているとのことですが検査数を増やせばそれは増えるでしょうとしか言えません。私には恐怖を煽るために日を追うごとに数値を増やしているように見えていますが、皆さんはどう思うでしょうか。あくまで観測値としてある程度の正確さがあって、かつ重要なのは死者数及び重症者数だと私は考えています。陽性者数や感染者数というのは無症状の方がかなりいる限り正確につかむことはできません。なぜなら無症状の方は通常は検査すら受けませんから陽性者としても感染者としても数字として表に出てくることはないからです。また、陽性者と言っても曝露しているだけでウィルスが細胞内に侵入していない状態であれば感染しているとは言えないという考え方もあるようなので陽性者がすなわち感染者のような扱いも考え直さなければいけないかもしれません。

もっと言ってしまうと、陽性者数あるいは感染者数が増えたとしても無症状や鼻風邪程度の軽い症状であればいくら増えてもかまわないはずです。その場合は先ほど述べた風邪の症状の原因となる、感染症に分類されてもいない4種類のコロナと同じです。毒性が弱いのであれば感染した結果、抗体を持つ人が多くなった方が良いと考えることもできます。ウィズエボラやウィズペストはちょっとできませんが、ウィズコロナはできるのではないでしょうか。

まだ話したいことがありますが、長くなってしまったので次回、同テーマでもう少しお付き合いいただければと…思っております!

新型コロナを再考察

ここ最近、感染者数が増えているという報道をよく耳にします。では、死者数や重傷者数はどのように推移しているのか?自粛を強化した場合、これ以上経済への影響が大きくなることについて問題はないのか?

なんのためのPCR検査なのか

感染者数という数字を取り上げて何かの行動の基準にすることに意味があるのか考え込んでしまいます。感染者と言っても無症状の人も多く存在しています。ということは普通に過ごしている人でも感染している可能性があるということですから、たまたまPCR検査することになって陽性だった人数を見て一喜一憂する意味があるのかわかりません。結局、感染者数について正確に把握することは困難だろうと私は考えています。また、検査が増えれば見かけ上は感染者数が増えたようになるのは当たり前の気もしますから過去の感染者数と現在の感染者数を同列に並べて騒ぎたてることにも違和感が拭えません。

本来は症状が出た人の病気の原因を調べるためのPCR検査のはずです。検査というのは通常は病気の原因を特定する目的で行われるものですが、現在行われているPCR検査はクラスター発生の疑いがある新宿の夜の町の若者に対しても実施して陽性なら無症状でも隔離しろ、となるのですからこれは病気の原因の特定が目的ではなく感染者のあぶり出しが目的になっています。こんなことをしていったい何の意味があるのか、ただ人の自由を奪いたいのか、差別したいのか、その動機について考えれば考えるほどよくわからなくなってきます。陽性であっても無症状であれば患者ではないですから治療もなにもない、なにもできないし、しないのですから検査の意味って何?という話なのです。症状が出ている方に対してその原因の特定をして治療を施すためという目的以外でのPCR検査はすべきではないはずです。

もしPCR検査で完璧に感染者をあぶり出したければ、まずやらなければならないことは全国民一斉に同時検査です。全国民に検査キットかなにか配布してこの日のこの時間に「いっせーのーせっ」で唾液を採取する、そしてすぐに検査機関に検体を提出、すでにこれが現実的に不可能です。このような検査を全国民が同時にできるわけがないです、実施するとしてもお金がいくらかかるのか。それに検査結果が出るまでに数日はかかるようですがその間に感染する可能性もある、陽性という結果についても検査の確度は70%程度とのこと。一斉検査が実現したとしてもさらにこれらの問題がある限り感染者を完璧にあぶり出して隔離するなんて到底無理な話だと、普通に考えればわかるはずです。

さらに馬鹿らしいのがPCR検査をして陰性という結果が出たところでそれが感染していないことの証明にはならないということです。千葉県の佐倉病院の先生のコメントがとても参考になります。https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/respiratology/patient/covid-19kensa.html

だとしたら、なぜ必死に国民全てのPCR検査実施を叫んでいる人がいるのか意味がわからないのです。

無症状や軽症の人まで入院の措置をとっていたら病床数が足りなくなるのは当たり前です。癌患者など本当に治療が必要な方のためにベッドを使うべきで無症状や軽症の陽性者など入院させても病院側からしても、入院させられる本人にもなんのメリットもありません。

ここ最近死者数は1日に数人いるかどうかだが…

では、ここ最近の死亡者数を見てまみます。 

東洋経済ONLINEより

東洋経済ONLINEのグラフを参考にします。7月に入ってからは1日に数名の死亡者がいるかいないかという状況です、これは全国の統計です。7/10から7/13までと7/16から7/19までについては死亡者数0です。7月に入ってから22日までの死者数は16名です。これを見て私なんかは、いや、これもうただの風邪でしょ…と思っていますが皆さんはどう思うでしょうか。ちなみに死亡者数のピークは5/8の49名です、そして7/22までの累計で989人です。死亡者数の値は人口比で考えてアメリカは日本の50倍というレベルです。よって、あくまで「日本においては」ただの風邪ではないかという話です。

インフルエンザとの比較もしておきます。日本の東京や大阪含む21都市におけるインフルエンザによる死亡者数は2019年の12月から2020年の2月まで毎週400人を超えていました。3月もほとんどの週で400人程度の死亡者数です。これは新型コロナの騒ぎと並行して起きていたことですが、こちらはスルーされて報道はほとんどされていないのではないでしょうか。

国立感染症研究所のHPより

例年インフルエンザによる関連死亡者数10000人程度、直接的には3000人程度の死亡者数がありながら経済活動は止めず普通に暮らしてきたのですから、なぜ現在1000人程度の死亡者数の新型コロナでここまでの自粛が必要なのか疑問に思っています。ワクチンがないから怖いのだという意見はおかしいです。なぜならインフルエンザはワクチンがあっても新型コロナより死亡者数は多いのですから。

経済活動も命を育む大事なものであるということ、もっと人生を楽しむべき

今回なぜこのような文章を書いたか、その理由は甲子園もできない、遠足も行けない、運動会も中止、連休なのに東京の人間は地方に来るな、マスクしてなければ警察みたいなオバさんににらまれる、経済活動は停滞してこれから長くて深刻な不況が続く…子供たちや若い人たちがかわいそうでしょ!いや若くなくても人生をもっと楽しみたい人に対して酷い仕打ちでしょ!とかなりの憤りを感じているからです。

甲子園はできたのでは?遠足だって運動会だって中止する必要なんてないのでは?東京の人は地方に来るなというのはただの差別でしょ、マスクすることを人に強制するのもどうかしてる、非常事態宣言なんて日本で出す必要性はあったのか、少なくとも5/6以降の非常事態の延期は必要なかったのではないか?経済をここまで壊さなくてもよかったのではないか?経済活動と人の命を天秤にかけるような議論を見かけますが経済活動も人の命を育むものであり経済活動を重視するのがダメだという意見は間違っています。

数字を見る限り、この新型コロナは感染力も弱く毒性も弱いということになるのではないでしょうか。今現在問題なのはむしろ、人間の、というか日本人の気持ちの部分だと私は思っています。同調圧力というものがこれほどまでに強く働いて継続してしまうとは…。どうすればいいものか1人で悩んでもしょうがないと言えばしょうがないのですが。

新型コロナ騒動を考察してみる

グラフを見ながら現実を直視

各国の死者数と日本のそれのを見ていていろいろ思うことがあります。

各国の百万人あたり死者数推移
6/7時点の百万人あたり死者数

英オックスフォード大学が運営するOur World In Dataから提供されている新型コロナに関する統計情報を参考にします。各国の死者数の推移を調べてみました。死者数をそのまま比較しても人口の違いがあり比率がわかりにくいため百万人あたりの死者数の推移のグラフで検証します。

United Kingdom=イギリスは100万人あたりの死者数6/7の時点で596.07人です。これに対して日本は7.24人です。推移のグラフを見てもわかるように日本の数値は他国と比較して圧倒的に少ないためグラフの形が地を這うミミズのようになってしまっているという…。3月の中旬から下旬にかけてアメリカやイタリアの死者がうなぎ上りで増加していた時は、これはもしかして日本もヤバいのではないかと一瞬思いましたが欧米の国とグラフの傾きがまったく違うのを見て4月の頭頃には、ちょっと日本は違うなと考え直しました。多くの人が同じように気付いたはずだと思ったのですが現実は違いました。世間の多くの方はロックダウンや緊急事態宣言を求めました。そして4/7から5/25まで緊急事態宣言は続き経済活動は急激にブレーキをかけられ解除後もまだ自粛ムードがかなり残る中、多くの企業が倒産しており、生き残った企業も前年比大幅な業績ダウン、今後さらにこの影響による負の連鎖が続きます。深刻な事態が浮き彫りになるのはこれからだと思っています。たぶん夏のボーナスはコロナ前の成績で判断なので出る企業はあると思いますが冬のボーナスを出せる企業は減ると思っています。

スウェーデンの結果から考えられること

スウェーデンは緩和策をとってロックダウンは実施せず、50人以上のイベントの禁止や高齢者施設への訪問の禁止などの決まり事以外は市民の判断での感染防止策に任せて、ほぼ普段通りの生活をしながら集団免疫を獲得して収束を目指すという方法を採用した唯一の国です。死者数は百万人あたり6/7の時点で461.02人と欧米の中でも多めの数値となっていますがロックダウンという抑圧策をとったイギリスなどの国との死者数のグラフの形が相似形となっていることからロックダウンをする必要性は無かったのではないかということも言われています。

これを認めてしまった場合にロックダウンや緊急事態宣言発令などの政策をとった国の指導者はそれによって起こった景気後退の責任を取らなければならない可能性もあるし、これだけ国民にステイホームの対応を要請して我慢を強いておいて、今更意味がなかったとはなかなか言えないはずですがグラフを見る限り、ロックダウンや緊急事態宣言によるさまざまな活動自粛の有効性がどれほどあったのか、経済的な損失をこれほどまでに拡大して実施するだけの意義があったかの検証は必要と思われます。

新型コロナの恐怖だけをむやみに煽るメディアが多いと感じています。結局は自分で情報を探して自分で考えて判断するしかないのですが、あまりにも情緒に流された意見が多すぎる気はしています。NHKのニュースや民放のワイドショーなどを見ていると真実や事実を追及するスタンスよりも、ただ世間の論調に無難に合わせていい顔したいだけの人たちが番組を作っているように見えてしまいます、私には。

日本においては新型コロナによる死者は圧倒的に少なくインフルエンザよりも感染力、毒性ともに弱いというのが現実ではないでしょうか。また、スウェーデンの結果からロックダウンや緊急事態宣言の有効性まで問われているという状況です。

なので、自粛ムードはまだ残っていますが、個人的にはもう気にせず普段通りの生活をすればよいと思っています。普通に会社帰りに居酒屋も行けばいいし、キャバクラも行けばいい、パチンコも行きたい人は行けばいい、サーフィンもゴルフも普通に行けるはずです。ネックになっているのはこの自粛をまだ強要しようとする空気感です。これをなんとか変えられないものかと思っていますが時間が解決してくれるのを待つしかないのでしょうか。

新型コロナウィルスはインフルエンザより怖いのか?

延期になった勉強会

新型コロナウィルスですが、この記事を書こうかなと思い始めた4/7の時点で日本では感染者3976人死者94人でした。いま現在5/10にこの記事を書いていますが感染者15628人死者601人です(日本経済新聞のデータです)。

 勤めている会社内での話です、内装工事の施工をメインにしている会社ですが、夏場の工事にむけて結露対策に関する技術的な勉強会をしようということで資料を作成するために3/27に関係者数人集まって会議をしていた時に出た話ですが数週間後には日本もニューヨークやイタリアみたいになっているだろうから、4月の中旬かゴールデンウィーク前には現場監督対象にして開催したいという話になっていたけど人が集まるということ自体を避けるという意味で各課の課長レベル以上に対象を絞って時間も短縮して開催しましょうということで話はまとまりました。

この判断自体になんの異論もなかったし勉強会は縮小かつ短縮して滞りなく実施しました。結露の問題は理解するのが難しい内容もかなりあるので本当はもっと時間をかけてしっかり説明をしたかったというのが本音です。でも仕方がない、この空気に抗うことはなかなかできません。しかも社内の勉強会の件でそこまでムキになって縮小短縮反対を唱える意味などほぼ無いですし、ニューヨークやイタリアのようになってしまうということであれば、そういった判断に異論を言う必要もない。この事態が落ち着いたらあらためて正式な内容での勉強会をすれば良いことです、結露問題がピークになる夏までに開催できるかという論点は残りますが。で、なぜこんな話を始めたか?ですが、私はこの新型コロナの問題については何とも言えない違和感を感じ続けていてこの空気感が何かおかしい、でもどうおかしいのかうまく頭の中でまとまらないので自分の中でモヤモヤしていたからです。

勉強会の縮小を決めた3/27の時点では日本においては感染者数1387人 死者数46人。イタリアではそれぞれ80539人 8165人でした。3月末の時点でイタリアはかなり深刻な状況だという報道もされており、そもそもEUの緊縮財政の影響で新型コロナが流行る前から医療崩壊していたことやハグやキスを挨拶がわりにする文化があるからなど流行の原因として様々な指摘をされていました。この時点で私が思ったのは、日本人の感染者数と死者数は諸外国と比較してかなり少なくないか?という事です。あとは、増加の仕方も緩やかだとも思いました。日本で初めての感染者が確認されたのは1/14 、初めて死者が出たのは2/13です。イタリアはそれぞれ1/29 2/22です。ちなみにアメリカは1/22 2/29です。ここからわかることはイタリア、アメリカともに日本よりも遅く流行が始まったにも関わらず、感染者及び死者数の増加のスピードは日本よりも何倍も速かったため、あっという間に感染者数、死者数ともに追い抜いてしまったということです。ただし、感染者数については日本においてはPCR検査が少ないという指摘があるので、ある程度正確に観測可能な数値としては死者数に注目しなければなりません。

観測可能で、ある程度正確な数値「死者数」に注目

3/27の時点ではもしかしたら数週間後にはイタリアのようになるのかと思って少しビビった気持ちはありました。では現在日本はイタリアやアメリカのようになったかどうかを検証してみます。注目するのは先程も述べた通り、観測可能なある程度正確な数値として死者数に注目します。5/10現在死者数は日本601人 イタリア30395人 アメリカ78746人です。単純に死亡者数の比較をするとイタリアは日本の50倍アメリカは131倍の人が亡くなっています。国別の人口に対する比率を考えると日本人口1億2618万0643人(Wikipediaより2019年の値)より0.00047% イタリア人口6055万100人(Wikipediaより2019年の値)より死者数の比率は0.0501%アメリカは3億2783万人(Wikipediaより2018年の値)より死者数の比率0.0240%となります。イタリアが最も死者数の比率が大きく日本の比率の100倍を超えます。ちなみにアメリカは50倍です。

この数字から言えることは、5/10現在の日本は幸運にもイタリアにもアメリカにもならなかったということです。なぜこのような結果になったかについては現在は正確に全てを把握することはできませんし科学者の分析結果がわかるのはもっと先のことになると思います。いま勉強のために読んでいる「感染症の世界史」という本の内容に東洋からもたらされた感染症は西洋人が罹ると大量の死者が出て、逆に西洋からもたらされた感染症に東洋人が罹ると、これも大量の死者が出るというような記述があります。今回の新型コロナ、COVID-19は中国の武漢が原発地とされていますから東洋からもたらされた感染症ということになります。よって西洋人は東洋人よりも耐性がないという可能性はあるかもしれません。あと言われているのはBCGの予防接種の影響です。日本では1951年から接種の実施をしているので60歳代の方より若い世代は接種されているとみてよいと思います。また、ドイツにおいてはBCGの予防接種を実施していた東ドイツの方が西ドイツよりも新型コロナの感染者数が少ないという状況になっているようです。BCG接種の思わぬ効用があったという可能性もあります。アメリカでは全ての国民に医療保険が適用されているわけではなく病気になっても簡単に医者にかかれないというのはマイケルムーアの映画シッコなどで語られています。お金持ちしかまともな医療が受けられない医療後進国とも言える国です。また、イタリアはEUの緊縮財政の煽りで医療施設の縮小を余儀なくされ今回の新型コロナウィルスの流行前から医療崩壊が指摘されていた国でした。これらに比べて日本ははるかに医療の環境が良い国で今回の死者の少なさも日本の医療環境の良さが影響しているものと言えるのではないでしょうか。

意見は分かれるところだが経済をまわすべき

最後に言いたいのは、緊急事態宣言による経済的なダメージについて。宣言の解除は延期されてしまい5月いっぱいまで学校も休校、会社もこの状況の中で在宅ワークとなっているところも多いと思います。最も心配なのは中小企業や個人経営の飲食店やアミューズメント系のイベントなどに関連する企業、あとは百貨店やデパートなどの経営状況です。1ヶ月、いや2ヶ月間もほとんど営業が成り立たない状況が続いたら経営が破綻する企業はかなり出てくるはずです。休業補償を国がすると言っても、この自粛休業における損失を全て国が補償できるとは私は思っていません。おそらく見捨てられる企業はたくさん出てくるはずです、というか現時点でもう再開不可能という企業はかなりあるはずです。

最近いろいろなところで言われていることだと思いますが、インフルエンザが直接原因の死者は年間3000人、関連死を合わせると10000人です。この数字であってもこれまで日本人は現在のような騒ぎを起こすことなくやってきたので、5/10時点の数字から判断する限り、新型コロナCOVID-19についても同じように付き合えばよいのではないかと思っています。正直、無症状の感染者がいるということを知った時点で新型コロナの短期間での根絶は無理と私は判断しました。無症状の人は病院に行こうとも思わないし検査を受けようとも思わない、つまり管理するこなどできないですから。いつのまにやら感染が広がってしまうという事態を避けることはできないということを意味します。ワクチンができて長い時間かければ根絶はできるかもしれませんが、それでも根絶するというのはかなり難しいはずです。インフルエンザのようにワクチンがあっても毎年冬になると流行するの繰り返しとなるウィルスもある、一度は沈静化したように見えた結核も日本においては感染者数が増加傾向であったり、とにかくそう簡単には根絶などできないという前提で対策を考えるべきものではないでしょうか。ワクチンができるまでは重症患者のケアを徹底して死者を最小限にとどめつつ集団免疫を獲得しながら対抗する、ワクチンができたらインフルエンザと同様毎年予防接種受けつつ集団免疫での対抗も合わせて付き合っていく、というようなやり方になるのではないでしょうか。

 経済の話にもどりますが、経済へのダメージがさらに大きくなることを避けるために、できることであれば、できる限り各自治体や企業やあるいは個人の判断で自粛は終わらせて活動を再開していくという方向に国民みんなが考えをシフトしないとならないと考えています。

 これは完全に個人的なつぶやきになりますが、会社帰りにLUMINEやマルイに寄って洋服を見たりスタバなど喫茶店で一服するのが至福の時だったので今のこのお店がどこもかしこも閉まっている状態はもういや!なんです。みんなで力強く一歩を踏みだせたらよいのですが…まだ早いでしょうか?